これまでのタフネスカメラとは、もはや次元が違う――。そう思わせる耐衝撃性能・防水性能・防塵性能を備えたデジタルカメラの新ブランド「G’z EYE」がカシオから発表されました。第1弾となる「GZE-1」の発売日は10月27日で、参考価格は4万9680円です。
G-SHOCKを彷彿させる究極のカタチ
見た目からもわかるように、本機はG-SHOCKを彷彿させるデザインになっており、その強靱さもG-SHOCKさながらです。G-SHOCKにデザインを寄せたのではなく、頑丈さを求めていった結果、このデザインになったのだとか。つまり、このデザインこそが堅牢性を求めるひとつの究極のカタチということなのでしょう。
その堅牢さはなんと、4mの落下耐衝撃性能(ラワン材への落下)、50mの防水性能、IP6Xの防塵性能、-10℃の耐低温性能と破格。数値を見れば、耐衝撃性能は通常のアウトドア用タフネスモデルの2倍近い高さを誇りますし、防水性能は普通なら確実にハウジングが必要なレベルです。それを本体のみで実現しているわけで、「G」の冠は伊達ではないということです。
決定的瞬間はドラマチックなスローモーション映像で記録
基本性能としては、同社のアウトドア向けデジタルカメラ「FRシリーズ」を踏襲。広角レンズを採用し、ダイナミックな動画・静止画の撮影が楽しめます。本体とコントローラーが分離・合体可能なセパレートタイプのFRシリーズと異なり、本機は本体のレンズ部のみでの販売となりますが、液晶コントローラー(参考価格/1万7270円)やリモートコントローラー(参考価格/5180円)が同時発売の予定。FRシリーズユーザーであれば、FRシリーズの液晶コントローラー部とBluetooth接続をして操作することも可能です。ただし、その場合はG’z EYE専用のファームウェアをインストールする必要があります。
また、専用アプリを使ってスマホから操作することもできます。スマートフォンアプリは、G’z EYEの専用アプリとなっているので、FRシリーズ用のアプリを使っている人は別途インストールが必要です。もちろん、アプリは無料で配布されています。
ほかにも、アウトドアスマートウォッチPRO TREK Smart「WSD-F20」との連携も可能で、ウォッチ側でモニターの確認やシャッター操作などを簡単な操作をすることができます。
ユニークな機能としては、動画撮影中に本体のSLOWボタンを押すと、240fps(512×384)もしくは120fps(640×480)のスローモーション撮影が可能な「ドラマチックスロー機能」を搭載。普段は30fpsの動画で記録しつつ、決定的瞬間が訪れた場合には瞬時にスローモーション撮影に切り替え、ドラマチックな映像を残すことができます。
豊富なアクセサリーでさまざまなシーンに対応
アウトドア向けというだけあって、アクセサリー類も充実。登山やランニング時に役立つ、手ぶらでも撮影ができるチェストマウントハーネスや、鞄にひっかけたり地べたに置いて撮影したりできるスタンド付カラビナ、激しい動きでも手ぶれなく撮影できるジンバルなどを用意。ほかにも、FRシリーズで利用できたマルチアングルスティックなどのアクセサリーも共用可能になっています。
ハイレベルな堅牢性にドラマチックな機能を備えた本機は、シーズンスポーツやアウトドアを嗜む人にとって、まさに待望の1台! G-SHOCKライクな見た目もクールなので、これは要チェックでしょう。