【注目ポイントをチェック!】
特筆すべきはズームの倍率アップとファインダーの強化!
TX2最大のウリといえば、なんといっても進化した光学15倍ズームです。TX2のレンズの焦点距離は、35mm換算で24~360mm相当。TX1の25~250mm相当に比べると、ワイド端とテレ端の両方が拡張。広角撮影にも望遠撮影にも、より強くなっています。
ただし、レンズの開放値は、TX1がF2.8~5.6であるのに対して、TX2ではF3.3~6.4へとスペックダウン。ワイド端もテレ端も約1/3段強暗くなったのは少々残念ですが、サイズと重量を抑えるためには仕方ないのかもしれません。とはいえ、上の写真を見ていただくとわかるとおり、特に望遠側の強化は目覚しく、写真表現の幅が大きく広がったと言えるでしょう。
ズーム倍率の拡大に加え、もう1つの大きな改良といえるのがファインダーの進化です。TX1のファインダーは0.2型/約104万ドット/倍率1.25倍であるのに対して、TX2では0.21型/約233万ドット/倍率1.45倍。はっきりとわかるくらい、表示の大きさと精細感が高まり、見やすさが向上しています。
【撮影機能をチェック!】
Bluetoothでスマホ連携がラクラク! 「4Kフォト」には新機能も
続いて撮影機能を見ていきましょう。機能面での注目は、Bluetooth 4.2(Bluetooth Low Energy)に対応し、スマホやタブレットと常時接続が可能になったこと。専用アプリ「Panasonic Image App」を使用して、リモート撮影や画像転送、GPS情報の付加などがスムーズに行えます。
パナソニック独自の、4K動画を写真撮影に応用した「4Kフォト」機能も進化しました。これまでと同じ4Kフォトモードやフォーカスセレクト、フォーカス合成に加えて、新たに「軌跡合成」機能を搭載。これは4K撮影した連写ファイルから任意のコマを選択し、被写体の動きを軌跡として1枚の写真に合成する機能です。
そのほかには、質感重視のモノクロモード「L.モノクローム」や、好きな機能を登録できるマイメニュー、ファインダーの表示速度を落とす「ECO 30fps」モードなどが追加されています。