AV
2016/5/1 12:15

4K技術のおかげでフルHDテレビが大進化していたので「コスパな3台」を紹介

4K対応モデルの技術革新に伴い、フルHDモデルも性能が向上。4K画質にこだわらなければ、フルHDのハイコスパ機という選択もアリです。手軽に大画面視聴が楽しめる10万円前後のモデルを、AV評論家・藤原陽祐さんがジャッジしました!

 

私が採点しました!

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AV評論家 藤原陽祐さん

業界紙記者、専門誌の編集を経て独立。本誌でのテストをはじめ、専門誌への寄稿など精力的に活動しています。

 

地デジ放送視聴がメインなら割安なフルHD機が狙い目

地デジ放送やパッケージDVDなどの視聴がメインの人には、フルHDモデルがオススメです。

 

世間の関心が4Kテレビに集まる一方で、フルHDモデルの価格はこなれており、いまや50V型クラスの新製品が10万円台前半で手に入ります。しかも、4Kに使われる技術力が生かされるなど、性能も洗練。“安いのに高品質”なコスパに優れたモデルが目白押しなんです。加えて、藤原さんはフルHD機のメリットを次のように解説します。

 

「地デジやDVDなどのコンテンツを4Kにアップコンすると、ノイズが出てかえって見にくくなる場合も。ドットバイドットのフルHDクオリティで見れば、そんなリスクは回避できます」(藤原さん)

 

また、最近はNetflixやHuluなどのVODサービスの人気が沸騰中。これらはフルHDモデルでも簡単にアクセスして視聴することができます。

 

「VODは4Kコンテンツも増えていますが、まだ2Kが中心。フルHD機でも引き続き豊富なコンテンツを楽しめます」(藤原さん)

 

 

ダブルチューナー搭載で視聴中に裏番組録画ができる

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ソニー

ブラビア KJ-48W730C

実売価格13万7030円

【VOD:対応】

【内蔵チューナー:2基】

【無線LAN:内蔵】

【音声実用最大出力:20W】

超解像エンジン「X-Reality PRO」を搭載したモデル。地デジの番組やパッケージBD、ゲームなど、あらゆるコンテンツをリアルに描き出します。チューナーを2基備え、視聴中でも外付けUSB HDDに裏番組を録画可能。

 

【SPEC】

画面サイズ:48V型

チューナー:地デジ/BS/110度CS×2

接続端子:HDMI×4ほか

ラインナップ:40V/32V型

サイズ/質量:W1089×H671×D195㎜/11.7kg

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画面下に「イルミネーションLED」を内蔵。オン/オフや録画などの動作を光の色で知らせてくれます。

 

 

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超解像エンジン「X-Reality PRO」を搭載。きめ細やかでリアリティ豊かな映像を表現します。

 

【プロの5項目採点】

ネットの動画配信サービスが充実

画質:12

音質:14

録画機能:14

ネットワーク機能:16

操作性:12

合計68/100点

「コントラスト感、メリハリともに良好。コンテンツによってはジリジリ感が残るので、ノイズリダクションで調整を。Netflixを高画質で手軽に楽しめるのは魅力です」(藤原さん)

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リモコンに「Netfix」ダイレクトボタンを配備しています。

 

「アクトビラ」にアクセスして多彩なネットコンテンツを堪能

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パナソニック

ビエラ TH-49D300

実売価格13万6610円

【VOD:対応】

【内蔵チューナー:1基】

【無線LAN:非内蔵】

【音声実用最大出力:20W】

外付けHDDの接続により留守録が行えるシングルチューナー機。クライアント機能を備え、他室のビエラやディーガの録画番組を本機で視聴できる。VODは8万本以上のフルHDコンテンツを用意する「アクトビラ」に対応。

 

【SPEC】

画面サイズ:49V型

チューナー:地デジ/BS/110度CS×1

接続端子:HDMI×2、USB×1ほか

ラインナップ:43V/32V/24V型

サイズ/質量:W1106×H689×D260㎜/約14.5kg

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機能を一覧表示できる「らくらくアイコン」。ひと目でわかるので操作が快適です。

 

 

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リモコンに「お部屋ジャンプリンク」ボタンを配備。ひと押しで他室のビエラやディーガ(レコーダー)と接続できます。

 

【プロの5項目採点】

明るくて見通しのいい映像は魅力的

画質:12

音質:12

録画機能:10

ネットワーク機能:12

操作性:14

合計60/100点

「明るく見通しの良い画質です。シングルチューナーなので、番組録画中に別の番組の視聴はできませんが、BDレコーダーがあればその点は気になりません」(藤原さん)

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背面のUSB端子。ここに録画用外付けHDDを接続します。

 

部屋の明るさに合わせて自動で最適な画質に調整してくれる

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東芝

レグザ 50S10

実売価格9万8050円

【VOD:非対応】

【内蔵チューナー:1基】

【無線LAN:非内蔵】

【音声実用最大出力:14W】

50V型の大画面ながら手ごろな価格が魅力の一台。部屋の明るさに合わせてテレビが自動で画質調整を行う「おまかせオートピクチャー」を備えています。録画番組を自動でチャプター分割を行う録画機能も便利。

 

【SEPC】

画面サイズ:50V型

チューナー:地デジ/BS/110度CS×1

接続端子:HDMI×2ほか

ラインナップ:40V/32V型

サイズ/質量:W1122×H702×D214㎜/16.5kg

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ボタンや文字が大きく、使いやすいリモコンが付属。よく使うボタンの色を変えるなど、視認性も上々です。

 

 

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連続ドラマなどを録画する際、次回以降の放送も連続して予約できます。放送時間変更にも自動で対応してくれます。

 

【プロの5項目採点】

滑らかでノイズの少ない映像は東芝ならでは

画質:14

音質:10

録画機能:10

ネットワーク機能:10

操作性:14

合計58/100点

「画質は滑らかで、ノイズ感もよく抑えられています。東芝は映像処理の技術に長けており、このモデルも恩恵を受けています。放送視聴なら十分です」(藤原さん)

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エッジ型バックライトを搭載。低消費電力が魅力です。

 

※:当記事で掲載するテレビのサイズ/質量は、スタンドを含む数値です

 

【URL】

ソニー http://www.sony.jp/

ブラビア W730C http://www.sony.jp/bravia/products/KJ-W730C/

パナソニック http://panasonic.jp/

ビエラ D300 http://panasonic.jp/viera/products/d300/

東芝 http://www.toshiba.co.jp/

レグザ S10 http://www.toshiba.co.jp/regza/lineup/s10/index_j.html