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2019/10/8 21:00

新生テクニクス初のイヤホン「EAH-TZ700」ついに登場! DJヘッドホンとともにファーストインプレッションをお届け

パナソニックは、Technics(テクニクス)ブランドのイヤホン「EAH-TZ700」とDJヘッドホン「EAH-DJ1200」の2機種を11月15日に発売します。実売予想価格は、TZ700が12万円前後、DJ1200が1万8000円前後(いずれも税抜)。

↑EAH-TZ700

 

テクニクスの音作りが感じられるイヤホン

ブランド新生後初のイヤホンとなるEAH-TZ700は、業界初(※)の磁性流体を用いた「プレシジョンモーションドライバー」を搭載。超低域から100kHzの超高域まで、広帯域にわたり歪みのないサウンド再生を実現しています。

※:国内のハイレゾ対応のダイナミック型ドライバー搭載のインサイドホンとして
↑EAH-TZ700

 

↑「プレシジョンモーションドライバー」

 

本体のノズル部(ポートハウジング部)には軽量で高い高度のチタンを、本体ハウジング部にはマグネシウムダイキャストを使用し、不要な振動を抑制。また、ドライバーからポートまで直線上に配置した同軸レイアウトを採用しています。

 

ハウジングは、耳への最適挿入角度と安定した装着ポジションを実現する3D形状で、ノーマルタイプ(円型)とオーバルタイプ(楕円型)の2種類のシリコン製イヤーピースが同梱されます。

↑耳に最適な角度で挿入できる3D形状を採用

 

ケーブルとの接続はMMCXコネクタを採用。3.5mmステレオミニケーブルと2.5mm4極のバランスケーブルの2種類のケーブルを同梱しているので、再生機器に応じて使い分けることが可能です。ケーブル芯材には、PCUHD(Pure Copper Ultra High Drawability)とOFC(無酸素銅)のハイブリッド材を使用しています。

 

【Editor’s Eye】

コンパクトなボディからは想像できないハイクオリティなサウンドに驚き。クリアに伸びる高域と、やや控えめながらも芯のある低域のバランスのよさに加え、音源の細かい音までしっかり描き分ける解像度の高さがスゴイ! 小さなボディにテクニクスの音作りがギュッと詰まった、注目のハイエンドイヤホンです。

 

【SPEC】●再生周波数帯域:3Hz~100kHz ●インピーダンス:19Ω ●音圧感度:108dB/mW ●最大入力:100mW ●質量:約7g(ケーブルを除く) ●付属品:キャリングケース、イヤピース(ノーマル、オーバル各4サイズ)、ステレオミニケーブル、バランスケーブル

 

プロ仕様のタフネスDJヘッドホン

EAH-DJ1200は、プロフェッショナルDJが求める性能を集約したDJヘッドホン。DJプレイで確実にモニタリングできるよう、ドライバーにはCCAWボイスコイルとPEEK振動板を採用した新開発40mmドライバーを採用。低域と高域のバランスをとり、長時間の使用でも聴き疲れしにくい音質に調整されています。

↑EAH-DJ1200

 

ハウジングは、ロック付き270度回転機構を備え、片耳モニタリングに対応。回転機構には耐摩耗性の高いステンレス軸とPOMワッシャーを採用しています。ヘッドバンド部とイヤーパッド部には汗などの劣化に強い合成皮革を使用。

↑片耳モニタリングにも対応

 

本体はABS樹脂の一体構造と吸音材の導入により、ヘッドホンの密閉度と剛性を高め、高い遮音性を実現しています。

↑ハウジング部にはブランドロゴがプリントされています

 

ケーブルは着脱式で、約1.5mのカールコード(伸長時約2.2m)と約1.2mのストレートコードの2種類を同梱。DJプレイからリスニングまで、シーンに合わせて使い分けることが可能です。

↑ターンテーブルにマッチするデザイン

 

【Editor’s Eye】

DJヘッドホンというと低音がズンズン響くイメージですが、音を聴いてみると、意外なことにリスニング用にも十分使えるバランスのよいサウンドに仕上がっています。プロの現場にも耐えるタフネス仕様なのに、軽くて装着感が良いのもうれしいところ。ターンテーブルをイメージしたシンプルなデザインで、首から掛けておくだけでもオシャレです。

 

【SPEC】●再生周波数帯域:8Hz~30kHz ●インピーダンス:45Ω ●音圧感度:106dB/mW ●最大入力:2500mW ●質量:約233g(ケーブルを除く) ●付属品:キャリングポーチ、カールコード、ストレートコード、ステレオミニ標準プラグアダプター(カールコード専用)

 

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