完全ワイヤレス化できるBluetoothアダプター「AONIC TW1」
「AONIC TW1」はMMCX互換のイヤホンを完全ワイヤレス化できるBluetoothアダプター。耳掛けスタイルとして、完全ワイヤレスイヤホンの泣き所とされている耳元での安定感を高めることを重視したデザインなのだと同社のバンクス氏がデザイン意図を語っています。
本体のふっくらとしている箇所にBluetoothレシーバーにDACやアンプが内蔵されています。先に発売されたBluetoothアダプターの「BT2」のように、オーディオSoCに統合されたアンプを使わずに、シュアが独自に選んでチューニングを図ったアンプを内蔵したことにより、キレのあるパワフルなサウンドを鳴らせるように設計していることが特徴。
BluetoothオーディオのコーデックはaptX/AAC/SBCをサポート。SE215を接続して効いたiPhoneのサウンドは立体的でクリア、切れ味も豊かでした。SE215のニュートラルなサウンドバランスがそのまま活かせるBluetoothアダプターです。MMCX互換のイヤホンを装着できますが、大柄なイヤホンはそのまま充電ケースに収納できません。SE846などシュアのSEシリーズとの互換性は確保できているとバンクス氏が話しています。
本体の側面がボタン式のリモコンになっています。左右のボタン操作を同一にして、押し込みの感度も丁寧にチューニングされているため操作性はとても良かったです。耳掛けタイプなので押し込んだときにイヤホンがぐらつく心配も少ないと思います。本機も11段階の外音取り込みがアプリから利用できます。
AONICシリーズは今春に日本でも発売が予定されています。バンクス氏は「4月頃にはまた追加でAONICの新しい製品展開を持参してイヤホン・ヘッドホンの祭典に足を運びたい」と意気込みを語ってくれました。
引き続きポータブルオーディオ業界のキーワードにもなりそうな「ノイズキャンセリング」「完全ワイヤレス」「カスタマイズ」の要素を有したシュアの新製品ラインナップは、日本でも人気を集めそう。国内発売が楽しみですね!
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