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2020/2/6 13:01

ソニーのAndroidウォークマンがあの“弱点”を克服! アップデートで「自動電源オフ」機能追加

ソニーは、2019年11月に発売したAndroid OS搭載のウォークマン「NW-ZX500シリーズ」と「NW-A100シリーズ」のソフトウェアアップデートを2月6日より開始しました。このアップデートにより、バッテリー持ちを長くさせる「自動電源オフ」機能などが新たに追加されます。

 

【2020年2月6日のアップデート内容】

・ セキュリティ更新(設定メニューのセキュリティパッチレベルが2020年1月になります)
・ 電池を長持ちさせるための自動電源オフ機能の追加
・ 起動時に、まれにSDカードを認識しない事象の改善
・ PIN入力画面における入力確定ボタンのアイコンの変更
・その他の機能改善

 

「NW-ZX500シリーズ」「NW-A100シリーズ」は、ウォークマンとしては久しぶりとなるAndroid OSを採用していることが特徴で、アプリを追加することでSpotifyなどの音楽ストリーミングサービスに対応することができます。また、Andorid OS搭載により、PCに接続しなくてもWi-Fi環境下であれば本体のみでアップデート可能。

↑ウォークマン「NW-100」シリーズ

 

今回新たに追加された「自動電源オフ」機能は、ウォークマンを利用しなくなってから一定時間が経過すると自動的に電源を落とし、待機時の消費電力を大幅にカットするというもの。電源オフまでの時間は、1時間/3時間/6時間/12時間から設定でき、自動電源オフさせないようにすることもできます。

↑自動電源オフ時間は使い方に応じて設定可能。アップデート後、「設定」→「電池」→「自動電源オフ」を選択して設定できます

 

これにより、自動電源オフ機能を1時間に設定し、純正の音楽再生アプリ「W.ミュージック」で1日2時間ほど音楽を再生するという使い方を繰り返した場合、設定なしの場合に比べ、実使用時間が最大2倍程度改善(※)するとしています。

※:同機能によりスペック上の連続再生時間の上限が長くなるというものではありません

 

また、同社では、今後のアップデートにより「ハイレゾストリーミング再生への対応」も検討中としており、Amazon Music HDやmora qualitasといったハイレゾ音源のストリーミングサービスがウォークマンで利用できるようになる可能性を示唆しています。

 

Androidウォークマンは、Android OSを搭載しない前機種に比べてバッテリー持ちが短く、使用していないあいだもバッテリー消費が進むことがネット上では話題となっていましたので、今回のアップデートによりそのような悩みが改善されそうです。ただし、自動電源オフを利用した場合、次に使用する際に起動するまでの時間がかかってしまうため、短いスパンで利用したりしなかったりを繰り返すような使い方の場合は、これまで通りスリープ状態で運用した方がよさそう。

 

ちなみに編集担当の自前のウォークマンA105(16GBモデル)で試したところ、電源オフの状態から電源をオンにして、SDカードに保存している曲が聴ける状態になるまでに約1分10秒ほどかかりました(内蔵ストレージ16GB中12GB使用、SDカード128GB中125GB使用)。個人的には、これくらいの待ち時間であれば積極的に「自動電源オフ」機能を利用していきたいと感じました。

 

どちらにせよ、使い方に合わせて選択肢が増えるのは、ユーザーにとって歓迎すべきですね。ウォークマンZX500シリーズおよびA100シリーズをお使いの方は、ぜひアップデートしてみて下さい。

 

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