捨てるときの「判断基準」
捨てるかどうかの判断基準は(中略)自己肯定感が下がるか上がるかで決めます。自己肯定感が下がるモノは、捨てることです。
(『片づけられる人は、うまくいく。』から引用)
「安いから買ったモノ」は、使っていなければ捨てましょう。なぜなら、モノには「透明な値札」がつきまとうからです。たとえば、セールで買った衣服です。値札をはがしても、あなたは「980円で買ったこと」を覚えています。いわば、透明な「980円の値札」を背中につけたまま外を出歩くようなものです。自分でも気づかないうちに、あなたの自己肯定感は下がります。
この考え方は「買う基準」にも応用できます。どちらを買うべきか迷ったら、自己肯定感の上がるほうを選びましょう。
モノを増やさず、空間を増やす
片づけられない人の一番のお題目は、「もったいない」です。(中略)単純に、モノが増えると空間が減って、モノが減ると空間が増えます。「モノ」と「空間」のどちらを選ぶかです。
(『片づけられる人は、うまくいく。』から引用)
自信がない人は、満たされない心をモノで埋めようとします。自信がある人は、心に余裕があるので、必要なモノだけをそろえて空間(スペース)を増やそうとします。
「モノを増やさず、空間を増やす」という考え方は、食生活にも応用できます。腹八分目は、胃のなかに空間(余裕)をつくるからです。「もったいない」からといって、捨てればいいものまで食べていませんか? お腹いっぱいではアタマもカラダも重くなります。
本書『片づけられる人は、うまくいく。』は、およそ60種類の「捨てる」テクニックを収録しています。「少し足りないほうが贅沢」「予備をゼロにする」など、すぐ試したくなるものばかりです。お試しください。
【書籍紹介】
片づけられる人は、うまくいく。
著者:中谷彰宏(著)
発行:学研プラス
捨てることで、人生が変わる65の方法を紹介。【この本は、3人のために書きました。】(1)もったいなくて、片づけられない人。(2)せっかく片づけたのに、またすぐリバウンドしてしまう人。(3)片づけることで、仕事も恋愛もチャンスをつかみたい人。
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