本・書籍
自己啓発
2020/11/23 6:30

「頑張らない、ガマンしない、人に頼る」心屋仁之助、最後の著書『ずるい生き方』はコロナ時代のニューノーマルな生き方だ!

私には尊敬する先輩がたくさんいるが、皆が口を揃えて言うのが「好きな人としか会わない」ということ。

 

人生の時間は限られているのに、なぜ一緒にいたくない人と過ごすの? 自分とは合わない人、苦手だと感じる人、むしろ嫌な思いをさせられている人と付き合うなんて、時間の無駄よ。そんなふうにサラッと言ってのける。

 

もっと突き詰めている人は、「仕事もプライベートも、楽しいことしかしない」と宣言し、実際好きなことだけをして、毎日が本当に楽しそうだ。

 

そんな人たちを見て、「いいなぁ。でも私には無理だなぁ」などと思っていた私が、先日吸い寄せられるように手にとった本が『ずるい生き方』(心屋仁之助・著/かんき出版・刊)だった。

 

心屋仁之助の集大成である『ずるい生き方』

『ずるい生き方』は、大人気カウンセラー心屋仁之助さんの最後の著書として、発売前から話題だった。そういえば、仁さんの著書は、過去に一度コラムで取り上げたことがある。いつも周りを気にして、ついつい頑張ってしまう人は、もう少し”いい加減”に生きてみよう、という本だった。

 

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そして今回の仁さん集大成である『ずるい生き方』は、「頑張らない、ガマンしない、人に頼る。好きなものだけ選んで生きていこう」、つまり、人から「ずるい!」と言われるような生き方をしよう!と提案している一冊だ。

 

目次をざっと見てみると、「好きなことだけしてイヤなことはしない」「自分ファーストで生きる」「頑張らなくてもお金をもらう」「できないことはやらなくていい」「他力に任せる」「嫌いなヤツの真似をする」「無責任に生きる」……あー、そんな人生だったら素敵だけど、真似したいけど、私には無理無理無理無理! という見出しばかり。

 

実は、すでにこの意識こそが自分自身を苦しめているということに、すべてのページを読み終わってから気づくこととなる。

 

「頑張る教」は、自分も周りも苦しめる!

頑張ることは素晴らしい。頑張って仕事をしたからこそ、良い結果に結びつく。頑張るは正義。最近でこそ、「そんなど根性精神は古い」と言われつつあるが、昭和な私にはまだまだそんな固定観念がはびこっている。

 

でもそれって、日本で一番怖くて、もっとも迷惑な「頑張る教」だよ? と仁さんはズバリ切り込んでくる。

 

「頑張る教」とは、日本人の多くが自然に入ってしまう宗教で、「頑張る」「ガマンする」「私がやる」を信条として「頑張らない」「ガマンしない」「人任せにする、迷惑をかける」ことを罪とする宗教です(笑)。

(『ずるい生き方』より引用)

 

つまり、「仕事も恋愛も子育ても、頑張って頑張って、他人の分までギリギリまでやってしまう」ことで、他人にも頑張ることを押し付けてしまう。勝手に頑張って、頑張っていない相手に勝手にイライラして。私ばっかり頑張ってるのに! と怒り心頭に発する、という負のスパイラルだと。

 

これはもう、まさに最近の私だ。仕事もして、家のこともして、子どものために習い事の送り迎えから何から何まで全部こなして。で、子どもたちは部屋を片付けもせず、のんきにYouTubeを見てる。なんでママばっかり頑張らなきゃいけないの? と涙すら出ていた。

 

この「頑張る教の熱狂的な信者状態」から抜け出すことこそ、「ずるい生き方」なのだと仁さんは語る。

 

打開策はズバリ、徹底して人に頼ること。だって、人に迷惑をかけまいと一人で全部こなそうと頑張っちゃってるということは、実は他人の力を信用していない、周りのやる気を奪っている状態なのだから、と。

 

ああ、そうだった。子どもたちは、「お手伝いできることな~い?」と聞いてくれていた。でも、お願いするには、その前段階から準備しないと任せられないし、反対にややこしいし、簡単にやってもらえることだけでとりあえず……などと、「手伝いたい気持ち」を無下にしてきてはいなかっただろうか。その結果、「ママだけが頑張る」のが当たり前になってしまったのではないか。

 

自分が頑張れば頑張るほど、周りは何もしなくなるんだよ。(にこにこ)

 

そう言って微笑む仁さんの姿が目に浮かぶ(実際にお会いしたことはないけれど)。『ずるい生き方』のどのページを開いても、仁さんのやさしくも鋭い言葉が、私の胸に深く突き刺さってくる。

 

「ずるい生き方」ができる人になろう

2020年は新型コロナウイルスの影響で、さまざまなことが一変した。当たり前だったことが当たり前じゃなくなり、新しい生活様式なんてのが叫ばれるようになった。

 

そんな今だからこそ、心屋仁之助がずっと前から言い続けてきた「頑張らないで、サボって、好きなことだけやろう」というずるい生き方が、これからのニューノーマルなのかもしれない。

 

さて、まずは手始めに、罪悪感でなかなかできなかったことからトライしてみようか。ミスドのドーナツ、1つに選べないときは2つ買って食べちゃおう。休みの日は、一日中家にいてぐーたらしちゃおう。手が荒れてるから、食器洗いは家族にお願いしちゃおう。こうして書いてみると、ちっちゃいことに罪悪感を抱いていたのだな、私。

 

そして徐々に、本当にワクワクするやりたい仕事だけに絞っていこう。好きなことだけをする人生に変えていこう。「頑張る教」信者の皆様、自分も周りもハッピーになるために、仁さんの「ずるい生き方」を実践していこうではないか。

 

【書籍紹介】

ずるい生き方

著者:心屋仁之助
発行:かんき出版

がんばらない、ガマンしない、人に頼る。でも不思議と愛される!あなたの人生を変えるずるい成功法則教えます。

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