伝え方編/わかりやすさの3点セットとは?
経済ジャーナリストの木暮太一さんによると、日本人は伝えるトレーニングをしないまま大人になってしまっているという。学生時代に伝えることを教わらずに社会人になるため、ビジネスの現場で伝わらないことに対してストレスをためていく人が多いという。
わかりやすく伝えるためにはどうしたらいいか、と考えました。ひとつは複雑な構造を整理してシンプルにすること。もうひとつは難しい言葉をやさしい言葉に置き換えること。そして、自分の話に興味を持ってもらえるように工夫すること。これを『わかりやすさの3点セット』と呼んでいます。
(『10倍成果が上がる! 話し方の極意』から引用)
木暮さんによるとこの3つを実践すれば、どんな話もわかりやすく伝えることができるようになるそうだ。伝えるときのチェックポイントは、「誰に」、「何を(結論)」、「その理由」を明確にすること。必ず結論を先に伝え、そのあとに理由を述べるようにすれば、わかりにくさを排除できるそうだ。
この項では、詳しい実践テクニックが紹介されているので、読めば、伝わらない悩みは解消されるだろう。
この他、伝え方編では、話し方のプロフェッショナルともいえるアドバイザーたちによる、交渉、依頼、謝る、断る、反論するなどのあらゆる場面での「伝えるテクニック」が受け答え実例と共に解説されているので、とても役に立つ。