年間600杯食べるほどのラーメン好きで、ラーメン評論家としても知られる、ロックバンド“サニーデイ・サービス”の田中 貴さん。
ライブやプロモーションで全国をまわりながら、各地のラーメンを食べ歩いてきた田中さんが手がけた「サニーデイ・サービス 田中 貴 プロデュース ラーメン本 Ra:」は、ご自身のラーメン人生からお気に入りの店、交流のあるミュージシャンの方々が選ぶ1杯など、ラーメン愛に溢れた1冊となっています。
さらに、高まるラーメン愛を音楽に昇華させた、この本でしか聴けない楽曲「きみとラーメン」など2曲を収録したCDも付属しています。
今回は、本に収録された「田中 貴が愛する八人 八杯」から厳選した3店をご紹介します。
撮影/村田 卓(go relax E more)
「いま日本一のラーメン店は?」と聞かれたら答える店
巣鴨に店を構える「Japanese Soba Noodles 蔦」は、「ミシュランガイド東京2016」で世界初となる星付き店(1つ星)を獲得したラーメン店です。
独創的な食材や自家製麺の完成度、店構え、接客……そのすべてのレベルが高く、田中さんをして「いま日本一のラーメン店はどこですか?と聞かれると、この店の名前を挙げる」というほどの惚れ込みぶり。
マニアから、たまにしかラーメンを食べない人まで、すべてを感動させるという世界一の味です。
新宿ゴールデン街からスタートした人気店
「すごい煮干ラーメン凪」は、新宿ゴールデン街のバーの定休日に店を間借りする形でスタートし、様々なチャレンジを経て人気店の仲間入りを果たしました。
福岡生まれの大将・生田さんが、青森で食べた煮干のラーメンに感動して生まれたという看板のラーメンは、20種類以上の煮干を一杯あたり60g以上も使用しているといいます。
ゴールデン街という場所だけあって、飲んだあとの〆の一杯を求め、明け方まで行列が絶えません。
手間ひまかけた自家製ラーメンを480円で食べられる奇跡
「若月」は、新宿駅のそばにある、闇市の名残を残す細い通り「思い出横丁」の老舗ラーメン店。
乾燥メンマを水から戻したメンマや、麺、チャーシューなどすべてが自家製という丁寧な仕事ぶりながら、すべてのラーメンが480円で食べられることに驚きます。
この店のもう一つの看板メニューである、焼きそばと手作り餃子とビールを頼み、ラーメンで〆るのが、田中さんにとって最高のフルコースなのだそうです。
本記事は好評発売中の「サニーデイ・サービス 田中 貴 プロデュース ラーメン本 Ra:」の内容を一部再編集したものです。また、ゲットナビ本誌では、田中さんのラーメン愛に溢れたコラム「ラーメン狂走曲」を絶賛連載中です。
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