煮込まずに簡単調理で食べられるレトルトカレーやカレーソースも進化を続けています。ここでは名店監修の傑作や、温めなくてもおいしく設計された冷やしレトルトカレーを紹介します。
名店とのコラボカレー
いまやレトルトカレーは多種多様。名店が監修した商品も数多く存在しますが 今回はそのなかから特に注目の3つを紹介します。それぞれインド系、ドライカレー、欧風系とジャンルも様々。食べ比べるのもオススメです。
舌触りはサラリとして辛みはギラリと強め
バルミューダ
バルミューダ ザ カレー
810円
インドの調理法を軸に、日本人の舌に合わせた「ご飯が進むカレー」を生んだ、老舗店とのコラボカレー。基本の作り方は、炒めた鶏肉、茹でたジャガイモと共に火にかけるだけです。強い辛さと、サラリとした質感が特徴です。
カレーDATA:1箱2皿分 405円/皿
隠し味となる原材料 :トマトケチャップ、マッシュポテト、アップルソース、醤油、マンゴーピューレ、黄桃、パインアップルなど
【食の専門家・中山秀明さんがレビュー】鋭い辛さだけど止まらないうまさ
ひと口目から迫りくる、目が覚めるようなキレの鋭い辛さ。加えて、抜けていく香りと爽やかな余韻がたまらないですね。辛いけど止まらない、クセになる魅惑的な味です。
生クリームのコクの奥に本格スパイスがじわじわ響く
エスビー食品
噂の名店 湘南ドライカレー お店の中辛
339円
鎌倉・七里ヶ浜“珊瑚礁”は1972年の開店以来、この味を求めて全国から訪れる人の長い行列が、湘南の定番風景です。生クリームと牛挽肉の濃厚なカレーソースで作り上げた大人気のドライカレーを再現。
カレーDATA:339円/皿
隠し味となる原材料 :生クリーム、乳糖、チャツネ、チーズ、白ワインなど
【食の専門家・中山秀明さんがレビュー】まろやかの奥にシャープな辛さ
シャープな辛さと、ジワジワ広がるスパイス感が本格的。一方、素材の繊維質が生きていてコクがあり、生クリームを使っているからか、まろやかさも。バランスの良い一皿です。
バルサミコが香り甘酸っぱいフレンチとカレーが融合した!
ハウス食品
カレーマルシェスペシャリテ イベリコ豚とマッシュルームのカレー
実売価格540円
日本におけるフレンチ黎明期に、本場の味を持ち込んだ正統派レストラン「シェ・イノ」の現料理長が監修。イベリコ豚のやわらかい食感とうまみにマッシュルームを合わせ、バルサミコソースが香る上品な味です。
カレーDATA:540円/皿
隠し味となる原材料 :ウスターソース、味噌、バルサミコソース、バターミルクパウダーなど
【食の専門家・中山秀明さんがレビュー】甘味と酸味が豊かでコク深い味
ねっとりとした奥深いコクがあり、甘味と酸味が織りなすクリーミーな欧風感はどことなくデミグラスソースのよう。ごろっと入ったマッシュルームがインパクト大です。