昨年「ファミレスのラーメンが有名店を超えた!」と個人的に感動したのが、バーミヤンの「三大ラーメン祭り」です。実はそこで提供された「炙り叉焼と黒マー油の味噌ラーメン」は、その後レギュラーメニューに昇格。それほどウマかったのですが、好評の本イベントがなんとパワーアップして再び開催されたのです! しかも今回味わえるラーメンは全6タイプと、前回の2倍。これは行くしかないということで、よろこび勇んで試食会に参加してきました!
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アンケートと試作の結果で残ったのが珠玉の6タイプだった!
会場は去年と同じく品川グランドコモンズ店。あのとき体験した感動を超えるのではないかと胸が高鳴ります。そしてお店に近づくと、キャンペーンの看板を発見! 6種類のご当地ラーメンは「おぉ、このチョイスか!」と思えるラインナップでした。
といっても、ご当地ラーメンは全国に様々なタイプが存在します。今回のほかには、例えば函館、津軽、和歌山、鳥取、熊本などなど。なぜ6種類に増やし、このラインナップになったのでしょうか? 採用のポイントやそれぞれの味の特徴などを知るべく、開発担当者の福島宣嘉シェフに話を伺いました。
「種類を倍増させたのは、昨年のフェアが大変好評だったからです。また、前回よろこんでいただいたお客様にはもちろん、そうでない方にもぜひ食べていただきたい。そこで、より内容を拡大・拡充しました。6つを選んだポイントは、まずご当地ラーメンの人気に関する情報を可能な限り集めて分析し、10種類に厳選。その後、男女世代別のWEBアンケートを実施して特に支持された観点で決めました」(福島さん)
富山ブラックは一般的な魚介系ラーメンを凌駕するウマさ!
ということで、いざ実食! 筆者が実際に食べたのは2杯ですが、福島シェフから聞いた味のこだわりとともに紹介していきます。
レギュラー化した黒マー油の味噌ラーメンも食べられますが、それとは違う方向性で作り上げたのがこの一杯。味のベースには前回同様に絶妙なバランスで調合した3種の味噌を使いつつ、特製豆板醤で野菜を炒め、ほんのり辛みとコクをプラスしているのだそう。
麺にもこだわっており、食べてみるとぽってりしたスープによく絡みます。刻みチャーシューやシャキっとしたモヤシなども好アクセントでこれはウマい!
次に食べたのは10月11日までの限定となる富山ブラック。スープは富山でおなじみであり、富山湾名産の白海老による芳醇なつゆが特徴です。これに煮干しのダシをプラスすることで、豊かな風味を演出しています。
ただ本場の味はかなり塩気が強いため、あえてバーミヤンでは調整。そのぶん魚介のダシを強調することで再現しているのだとか。
食べてみると煮干しの香りが想像以上に濃厚で、かといってエグみはありません。これはそこらの魚介系ラーメンを凌駕するレベルではないでしょうか。ガツンとしていて、個人的には大好きなテイスト! なお、お店のほうではご飯セット(888円)がオススメのようです。
ちょい飲みのラストをご当地ラーメンで締めるのはいかが?
その他の4杯も紹介。個人的に気になったのは二点で、ひとつが台湾ラーメンです。ルーツは台湾ではなく名古屋なのですが、数年前にさらに進化したバージョンの台湾まぜそばが都内にも進出して一大ブームになりました。ただ、まぜそばではない台湾ラーメンも去年は「味仙」というガチの本家が東京にオープンして注目されています。
もうひとつ、気になるのは徳島ラーメン(10月12日から期間限定で登場)。本場ではご飯と合わせるのが定番で、卵ものる独特なスタイルはすき焼き風とも呼ばれる個性派です。一定の人気があり、都内でもちらほら徳島ラーメン店を見かけるほど。そんな一品がバーミヤンで味わえるのはうれしいじゃないですか!
残りのふたつはすっかりおなじみのご当地ラーメンですが、喜多方にはワンタンがのるなどさりげない主張がとてもイイ!
フェアは11月15日まで。バーミヤンといえばちょい飲みの名店でもあり、リーズナブルにつまみと酒を楽しめるのも大きな魅力。ランチタイムはもちろん、ファミレスなので家族で行って食べ比べるのもいいですが、夜にちょいちょい通って全麺制覇するのもオススメですよ!
【SHOP DATA】
バーミヤン 品川グランドコモンズ店
住所:東京都港区港南2-16-2 太陽生命品川ビル3F
アクセス:JRほか「品川駅」港南口徒歩3分
営業時間:10:00〜23:00
定休日:なし