インターネットなど、環境の進化で高品質な野菜の宅配が日常的になった昨今。定期利用している人、使ったことがある人もいることでしょう。そしてつい先日、この業界の最新型といえるサービス「ココノミ」が誕生したのをご存知でしょうか? 既存のサービスにはなかった革新的な機能が盛り込まれているとのことで、今回はその全貌を明らかにしたいと思います!
コーヒーのトレンドが「シングルオリジン」なら野菜は「テロワール」だ!
「ココノミ」は、もともと「141 select」(イチヨンイチ セレクト)という無農薬露地野菜の宅配サービスであり、10月2日にリニューアルオープンしたものです。これまでの運営で蓄えた知見やユーザーの声をアップデートするにあたり、名称から一新したということですね。
石井代表は「これまでも、私たちは一軒一軒農家さんを訪問して、選りすぐった野菜をお届けしてきました。ただ、お客様のなかには『おいしいけど好みではなかった』という声も。貴重なこの意見を反映し、より満足いただくためにココノミで新たなスタートをしようと思ったんです!」と意気込みを語りました。
大きな特徴が、「テロワール野菜」であること。ワインの個性が畑の土壌や気候風土などに左右されることを「テロワールの影響」などといいますが、野菜にも共通することにココノミは着目。「優れた自然環境である」「施設栽培ではなく、野ざらしの自然で育てる露地栽培である」「旬の時期」「無農薬、無化学肥料」「優れた農家が栽培」という5つのルールを定め、クリアしたものを「テロワール野菜」として提供することに。
これはサードウェーブコーヒーなどで注目が集まっている「単一農園=シングルオリジン」の考え方に近いもの。大量生産で安定したおいしさを提供する大手のサービスとは異なる、少量生産で個性豊かな味を届けるココノミならではのメリットといえるでしょう。
なお、有機野菜をたまに見かけると思いますが、農林水産省のデータによると栽培している農家の数は、全体の0.5%で超希少だとか。そこに露地栽培などの条件を加えたテロワール野菜の農家は、さらに厳選されます。それだけ、テロワール野菜はプレミアムだということですね。
味と個人の好みをマッチングさせる「野菜コンシェルジュ機能」が斬新!
ココノミが持つもうひとつの独自性が「野菜コンシェルジュ機能」です。これは、1人ひとりの好みに合わせて最適な野菜を提案する日本で初めてのサービス。初回は数問の味覚診断テストを行い、3種あるトライアルセットのなかからユーザーに最も合いそうなタイプを届けてくれます。
そしてトライアルセットを食べた野菜1品1品に対して簡単なアンケートに答えることで、「野菜コンシェルジュ」がユーザーの好みを学習。各自に合った野菜を提案するという仕組みです。
ほかにも革新的な魅力はたくさん。「141 select」をはじめ、これまで野菜宅配の多くは顧客が野菜を単体でオーダーすることができませんでした。売り手がオススメ商品を選定し、野菜パックとしてセットで販売するのがほとんど。でも、ココノミは1品からの単品注文が可能。さらにいえば単体オーダーが可能だからこそ、野菜ごとに好みのフィードバックができるのです。
10月2日にオープンしたというのは前述のとおりですが、なんと9月末時点でその予約数が500人突破していたという大盛況ぶりとか。初回限定のトライアルセットは、野菜7品で約2500円相当が送料込みで980円。ワンランク上の最新型野菜サービスを、この機会に試してみてはいかがでしょうか!