アイスといえば、暑い夏の食べ物、それが常識でした。しかしここ数年、冬に食べるアイス、通称“冬アイス”が注目を集めています。
メーカー各社が冬に食べたくなるようなアイスを次々に発売しているなか、コンビニエンスストアの雄、セブン-イレブンが2017年冬アイスの新作発表会を行いました。同社は近年、オリジナルアイスの開発に力を入れていますが、この冬期向けはいつも以上の力の入れようで、バリエーション豊富なラインナップを展開しています。今回はそんなセブン-イレブンの最新“冬アイス”の実食レポートをお届けします。
いまや冬アイスは夏アイスよりも売り上げ増!
まずは冬アイスの動向から。年々アイスクリーム市場は拡大しており、売り上げも右肩上がりとなっています。そして、1年の上半期と下半期の増加額は、2016年に下半期が上半期を上回っています。つまり、秋冬のアイスが春夏のアイスを上回る売り上げになっているというわけです。
そこでセブン-イレブンは、2017年冬期に向けて大量の新作アイスを投入。どれもこれもおいしそうなプレミアムなアイスとなっています。さっそく、ご紹介していきましょう。
セブン-イレブン新作“冬アイス”実食
クリーミーコーン<キャラメル&マカデミア>
売価:350円
発売日:12月5日(東京、千葉)/12月19日(全国)
メーカー:ハーゲンダッツジャパン
ハーゲンダッツとしては日本初のコーン形状のアイスクリーム。コクのある濃厚バタースカッチアイスにマカデミアナッツが入っており、味・食感ともにコクのある味わいの一品となっています。
アイスはキャラメルコーティングされ、さらにコーン内部にもキャラメルコーティングされているため、最後までサクサクの食感が楽しめます。実際に口に入れると、キャラメルの味わいの後にコクのあるバタースカッチアイスが広がります。また、マカデミアナッツがよいアクセントとなり、小ぶりながらもかなりの満足感が得られますが、不思議なことに、もう1個食べたいと思ってしまいます。それがハーゲンダッツのアイスなのでしょうか。
7P マカロンアイスサンド チョコレート
売価:248円
発売日:12月5日週
販売地区:東京、千葉以外
メーカー:赤城乳業
こちらは昨年東京と千葉で限定発売されたマカロンアイスサンド。今年は東京と千葉以外の地域で発売されます。
冷凍してもおいしいマカロンは、専用チームが開発。実際に食べてみると、洋菓子屋さんで食べるマカロン同様、外はサクサク、中はしっとりという本格的な味わいが楽しめます。また、中のチョコレートアイスは非常に濃厚。口の中がチョコの味わいでいっぱいになります。チョコ好きにはたまらないでしょう。
7P マカロンアイスサンド フランボワーズ
売価:248円
発売日:12月5日週
販売地区:東京、千葉以外
メーカー:赤城乳業
こちらもチョコレートと同様、昨年東京と千葉で限定発売されていた商品。
マカロン部分はフランボワーズの爽やかな味、アイス部分は濃厚なミルクバニラ味となっており、冬アイスのなかでは比較的さっぱり系の味わいです。もちろん、マカロンの食感は本格派。食後に食べたいアイスです。
7P マカロンアイスサンド キャラメル
売価:248円
発売日:12月11日週
販売地区:東京、千葉
メーカー:赤城乳業
こちらは、今年の新フレーバー。東京と千葉限定です。マカロン、アイスともにビターなキャラメル味。かなり濃厚ですが、不思議と後味はさっぱりしています。上品な味わいです。
7P マカロンアイスサンド ピスタチオ
売価:248円
発売日:12月11日週
販売地区:東京、千葉
メーカー:赤城乳業
キャラメル同様、東京と千葉限定発売のマカロンアイスです。ピスタチオの香り高い風味ですが、どちらかというとさっぱりとした味。アイスは甘すぎず、ピスタチオの味がしっかり感じられます。マカロンのサクサクしっとりの食感と非常にマッチしています。
濃厚生チョコ 宇治抹茶
売価:238円
発売日:12月12日
販売地区:全国
メーカー:ロッテアイス
見たことのある形状。そしてロッテ。そう、見た目は冬の定番アイス「雪見だいふく」です。しかし、包んでいるのは餅ではありません。なんと生チョコ。そして、中には京都産の抹茶を使ったアイス、その中には抹茶生チョコソースが入っています。
ひと口食べると、チョコと抹茶の味が絶妙に絡み合い、口いっぱいに広がります。若干チョコの味が強いのですが、後から抹茶の風味が広がります。やはり、抹茶生チョコソースが決め手。温かいお茶と一緒に食べたい一品です。
7プレミアム モンブランモナカ
売価:213円
発売日:12月12日(埼玉)/12月19日(全国)
メーカー:森永製菓
7プレミアムのモナカは、森永製菓が製造。つまり、「チョコモナカジャンボ」の製法を使い、パリッとした皮が楽しめるモナカです。この商品は、専門店のモンブランのようなイタリア栗を使用した餡がバニラアイスと皮の間に挟み込んであります。
この栗の餡が非常に濃厚。バニラアイスに負けない存在感があり、モンブランケーキを食べているかのような感覚に陥ります。パリッとしたモナカ皮がよいアクセントとなり、結構なボリュームですがついつい食べてしまいます。
7Pワッフルコーン 「桔梗屋監修」桔梗信玄餅味
売価:税込246円
発売日:12月25日週
販売地区:全国
メーカー:赤城乳業
桔梗屋といえば信玄餅が有名ですが、数年前からアイスも人気商品となっています。あの信玄餅の味わいをアイスで楽しめるのですから、人気が出ないほうがおかしいですね。
これまでカップアイスやクレープタイプなどがありましたが、今回はコーンタイプです。アイス部分はきなこアイスに、黒蜜ソースとおもちソースが入っています。食べてみると、あのおもちの食感がします。まるで、あの信玄餅を凍らせて食べているかのようです。おもちソースの食感に驚くかもしれませんが、黒蜜ソースときなこアイスのハーモニーも絶妙。なかなか食べ応えがあるので、がっつり食べたいときにオススメです。
アイスマンvs川田さんプレゼン対決の勝者は?
発表会では、日本アイスマニア協会のアイスマン福留さんと、アイス大好きアナウンサーの川田裕美さんが登壇。お二人による新作アイスのプレゼンテーション対決が行われました。
福留さんは「クリーミーコーン<キャラメル&マカデミア>」をプレゼン。「ハーゲンダッツで日本初のコーンタイプ」「200%の仕上がり」「今までにない味」と、新しさと完成度の高さをアピール。
一方川田さんはマカロンアイスサンドシリーズをプッシュ。「見た目がかわいいので女子会やクリスマスで持ち寄って食べるのに最適」「あんこやホイップクリーム、チョコソースなどをトッピングして楽しく食べられる」と、女子目線でのアピールをしていました。
このプレゼン対決は、セブン-イレブンのアンバサダーの方々の投票により雌雄を決するシステム。結果は支持率61.3%で福留さんの勝利となりました。
冬アイスを探しにセブン-イレブンへGO!
今回の新作冬アイスは、どちらかというとこってり系のものが多いという印象。これは冬アイス全般にいえることです。冬アイスは、チョコ系のフレーバーが多く発売されますが、セブン-イレブンはチョコ以外のフレーバーも多く揃えて、バリエーション豊か。どれにしようか、選ぶ楽しさがありますね。
すでに発売されているアイスもありますので、セブン-イレブンに立ち寄った際には、アイスケースを覗いてみましょう。ついつい手が伸びてしまうこと、間違いなしですよ!