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2018/6/7 20:50

九州限定発売のレモンサワー「檸檬堂」を飲みに福岡に行ってきた!

暑い季節になってきました。そうなると飲みたくなって来るのが、さっぱりしたレモンサワーです。レモンの酸味とほのかな甘み。そして強めの炭酸って最高ですよね。

 

「究極のレモンサワー」ついに完成!「激アツ試飲会」で選ばれたのがコレ

 

なんて話をしていたら、ちょっと驚くニュースが入ってきました。なんと日本コカ・コーラがレモンサワーの缶チューハイを発売するのです。その名も「檸檬堂」。前割り製法にこだわった架空の居酒屋の味を再現した、というのがコンセプトです。

↑レモンを皮ごとすりおろして漬けるのが前割り製法

 

レモンサワー好きとしては、これはたまりません。5月28日から発売開始と聞いて楽しみにしていたのです。ところがなんとこの「檸檬堂」は九州だけの限定発売とか!残念なことに東京では売ってないのです。

↑九州で放送されている阿部 寛さん出演のCM。これだけで美味しそうです

 

仕方ないので日本コカ・コーラさんに、「『檸檬堂』飲んでみたいんですけど!」と、言ってみました。ところが東京の本社にはあまり置いてないとか。すると「せっかくなら福岡で飲みません?」とのお言葉。

 

そんなことを言われたので、本当に飲みに行ってみることにしました。決して、鶏皮焼きや胡麻鯖、水炊きに明太子、博多ラーメンが食べたかったわけではありませんが、早速、発売日の5月28日に福岡入りすることにしました。

アルコール度数の違いで3種類を用意

福岡では発売に先駆けて、発売前日には街頭で試飲イベントも開催。時間を区切って3回配布する予定が、長い行列ができたため、終日通しての配布となったそう。ちょうど雨上がりの蒸し暑い日だったこともあり、その場で飲む方も多く、イベントは大反響でした。

↑発売前日に福岡のデパート岩田屋1F「きらめきスクエア」で開催されたサンプリングイベントでは長い行列ができた

 

福岡に着いたら一路、檸檬堂を販売しているスーパーを目指します。今回訪れたのは香椎の臨海エリアにある「TRIAL アイランドシティ店」です。

↑発売開始時点では一部のスーパー、コンビニ、量販店などで先行発売されたとのことで、いち早く店頭に並べた「TRIAL」さんを訪れた

 

店内に入ってみると早速、檸檬堂の展示がお迎えしてくれます。さらに飲料コーナーでは、棚のエンドも含め、複数のスペースで大きく「檸檬堂」を展開。力が入っているのがわかります。

↑入り口に入ってすぐの展示。インパクト大だ

 

さらにコカ・コーラといえばコーポレートカラーは赤ですが、店頭に立つ営業さんたちはそろって、居酒屋「檸檬堂」をイメージした藍染めの前掛けを着用。これも雰囲気があってよかったです。ようやく出会えた日本コカ・コーラの「檸檬堂」。冷えた展示棚もありますので早速飲めそうです。この日は、日本コカ・コーラのマーケティング担当の方も販売応援に入っていたので、ちょっとだけお話を伺ってみました。

↑販売応援に訪れていた日本コカ・コーラのパトリックさん。藍染めの前掛けもお似合いだ

 

まず、「檸檬堂」にはテイストとアルコール度数の違いで3種類があります。まず、基本となるのがアルコール度数5%の「檸檬堂 定番レモン」。果汁は他が7%なのに対して、最も高い10%で、檸檬味も最も強く楽しめます。最もアルコール度数が高いのが、7%の「檸檬堂 塩レモン」。そして、そして女性やお酒があまり強くない方向けにアルコール度数3%の「檸檬堂 はちみつレモン」も用意しています。

↑店舗の目立つ部分にどーんと展示

 

 

実はグローバルではじめてのアルコール飲料

実はコカ・コーラはこれまで、全世界で清涼飲料水のみを販売して来たそうです。子会社などがアルコールを扱っていたことはあるそうですが、コカ・コーラとしてアルコール飲料を取り扱うのは今回が、グローバルでもはじめてのことなのです。それだけのインパクトが「檸檬堂」にはあります。

↑店頭でも阿部 寛分する居酒屋店主が迎えてくれた

 

そんな、グローバル初となるアルコール飲料の「檸檬堂」が、九州限定で発売されることになったのは、九州エリアは総務省の「家計調査」によるよ、焼酎の購入金額が多い割に、チューハイの購入金額は低く、あまり飲まれていないという背景があるそう。つまりはチューハイ自体の販売に伸びしろがあり、レモンサワー「檸檬堂」を発売するのに最適だったというわけです。

↑ようやく入手した3種類の「檸檬堂」。パッケージもかわいらしい

 

そんなわけで、九州エリアだけで、「檸檬堂」が買えるようになったので、東京から飲みに来ました。ただ、ここでただの酒飲みのおっさんライターが飲んで、ただ感想を言っても面白くありません。そこでこの3種類の「檸檬堂」をプロに飲んでもらうことにしました!

キャリア20年超のバーテンダーの感想は?

訪れたのは博多の中心街天神からもほど近い、西鉄薬院駅前。ここで20年以上、店を構えているオーセンティックバー「トップドレッシング」です。早速、3種類の「檸檬堂」をオーナーバーテンダーの中島和彦さんの前に並べます。

↑バー「トップドレッシング」の中島和彦オーナーバーテンダー

 

アルコール度数や裏書きをしっかりと読み込む中島さん。「絞るんじゃなくて、前割り製法で皮ごと削ってつけ込んでるんだね。するとピール(果物の外皮)も入って、香りも強そうですね。アルコール度数が低い方から飲みます」と、「檸檬堂はちみつレモン」から順に口にしていきます。

↑説明書きや主成分などを真剣な表情で読み込む中島さん。プライベートではレモンサワーも飲むとか

 

「レモンのさっぱり感を強く感じるのは『定番レモン』。果汁が一番多いだけあるね。ただ、キリッと引き締まっていてインパクトがあるのは『塩レモン』です。この2つは食事も選ばず合いそう。アウトドアでのバーベキューなどで、キンキンに冷やしておくとすごく美味しそうです。アルコール度数が選べるから、そういう時も選べるのが嬉しいですね。『ハチミツレモン』は甘さが強めなのでデザート感覚で食後に楽しむのもいいですね」

↑一本ずつゆっくりと口にして感想を語る中島さん。個人的には『塩レモン』が好みだそう

 

中島さんのコメントを聴きながら、著者も「檸檬堂」を飲んでみました。なるほど、『定番レモン』は酸味が強く、『塩レモン』はアルコール度数が高い分、一口目のインパクトが強めで、強めのレモンサワーを飲んだ印象が強く残りました。『はちみつレモン』は甘みと酸味がバランスよく楽しめます。アルコール感は弱いので飲みやすく、甘いお酒が好きな人に向くとおもいました。

 

さらに家庭で飲むときにおいしく飲む方法は? という質問もしてみました。「缶のレモンサワーとして十分完成しているから何かすることはないかな? あるとしたらしっかり冷やすこと」との回答。グラスに氷を入れ、しっかりステアしてから飲むと、レモンのさっぱり感が、さらに際立つのを感じました。

↑中島さんと3種類の「檸檬堂」をたっぷり楽しんだ

 

日本コカ・コーラ発となるアルコール飲料「檸檬堂」。その味はコカ・コーラのイメージにも繋がる、さっぱり感とレモンのすっきり感が楽しめる、レモンサワーでした。現在は九州限定発売なので、他エリアでは簡単には購入できないのが残念ですが、九州でヒットすればきっと全国発売になるかもしれません。九州に住んでいる人は家飲みで、他エリアの人は旅行や出張で九州を訪れたときに、試してみるもがオススメですよ!