最近の飲料ジャンルで、特に伸びを見せているのが「無糖炭酸水」と「ペットボトルコーヒー」。そのパイオニアであり、トレンドをけん引するサントリーが、今年6月に新商品を発売しました。この夏、さらに盛り上がるであろう両ジャンルの新フレーバーを、既存の人気商品と飲み比べてみました!
酸味とキレで飲みごたえUPの、スパークリング新商品
健康志向の高まりや、シーンを問わない万能ぶり、リフレッシュもできる爽快感などがウケて、直近10年間で伸長している「無糖炭酸水」市場。そんななかで発売されたのが「サントリー 南アルプス クラフトスパークリング 無糖ジンジャー」です。旗艦商品とは何が違うのでしょうか?
■サントリー 南アルプススパークリング
まずは「サントリー 南アルプススパークリング」から飲んでみます。こちらは、アウトドアブランド「スノーピーク」とコラボした炭酸入りナチュラルミネラルウォーター。従来品よりも充填時のガス圧が大幅にアップし、強炭酸による爽快な刺激と後味のよさを感じられます。銀色のキャップを開けたときの「ポン!」という音も爽快です。
飲んでみてまずやってくるのは、ストレートな刺激。十分な炭酸の強さがありながらもトゲはなく、飲み疲れのないスムーズな心地よさも感じます。口の中を邪魔しない味わいで、料理やハイボールにも合うでしょう。
【特徴の指標】※5点満点
・炭酸圧:4.5
・香り:0
・酸味:0
・爽快感:4.0
■サントリー 南アルプス クラフトスパークリング 無糖ジンジャー(新商品)
つづいて新商品を実飲。こちらもスノーピークとのコラボ商品で、炭酸の爽快感に“嗜好性”という新しい価値をプラス。高知県産ジンジャーによるコクと飲みごたえが特徴です。
ジンジャーシロップをはじめ、数種類の果汁などが入っていますがノンカロリー。炭酸の強さはプレーンと同じく強めで、飲み応えがあります。ジンジャーの香りも強くて鮮烈。甘さがないぶん酸味が強調されていて、キレもなかなか。ほかにない味わいが斬新かつ、さっぱりしていて爽快感が抜群です。個人的には、モルトの王様であるサントリーがモルトエキスを使っているところに本気を感じました。
【特徴の指標】
・炭酸圧:4.5
・香り:2.0
・酸味:1.5
・爽快感:3.5
ショウガ好きの人や、無糖炭酸派の人で「プレーンでは物足りないけど柑橘系は酸っぱいし、フルーツ系やコーラは子どもっぽい」という人に最適です。ただ、ジンジャーは冷たいまま飲んだほうがおいしいので、家で飲むときは氷を活用しましょう。ハイボールに使うとショウガ風味の効いた面白い味になりそうです。