グルメ
立ち食いそば
2016/6/3 11:27

【昼は立ち食いそば】京橋「恵み屋」は天ぷらナシ! そばの味だけで勝負する硬派なお店

立ち食いそば店の食べ歩きが趣味で、立ち食いそばムックも執筆したことがあるライター、平島憲一郎さんが気になるお店をレポートするコーナー。今回は、東京・京橋の「恵み屋」を紹介します。立ち食いそば屋といえば、揚げ物は定番メニューと化していますが、同店には薬味以外のトッピングは一切存在しません。

 

揚げ物はなし! そばの味だけで勝負する硬派な店

↑恵み蕎麦(500円)。そばは、前日に石臼で挽いたそば粉を朝に製麺。香り豊かでうまい
↑恵み蕎麦(500円)。そばは、前日に石臼で挽いたそば粉を朝に製麺。香り豊かでうまい

 

京橋駅近く、首都高の高架下路地にある「恵み屋」は、押し出し式製麺機を使った十割そばが人気の店。押し出し式製麺機とは、シャワーノズルのように穴の開いた投入口に一杯分の麺玉を入れ、加圧して麺を押し出す機械。製麺後すぐにゆでるので、新鮮な香りのそばを提供できる。

↑木の風合いが生きた温もりのある外観。看板などで、十割そばをアピール
↑木の風合いが生きた温もりのある外観。看板などで、十割そばをアピール

 

同店は基本的に3種類のそばを扱う。「恵み蕎麦」はのどごしの良さが特徴の細麺。「田舎蕎麦」はそばの香りがより鮮烈な太麺で、「ダッタン蕎麦」はポリフェノールの一種、ルチンを豊富に含み、ほのかな苦みがクセになる。本かつお節やしいたけなどでだしを取ったつゆは、キリッとした辛みのなかにふくよかな甘みとうまみがある。

↑ダッタン蕎麦(手前・500円)。田舎蕎麦(奥・500円)。ルチン豊富な「ダッタン蕎麦」は「恵み屋」の人気No.1メニュー。「田舎蕎麦」はそばの風味が強く、栄養価が高いのが特徴だ
↑ダッタン蕎麦(手前・500円)。田舎蕎麦(奥・500円)。ルチン豊富な「ダッタン蕎麦」は「恵み屋」の人気No.1メニュー。「田舎蕎麦」はそばの風味が強く、栄養価が高いのが特徴だ

 

3種類のそばはどれも並盛り300gとボリューム満点だが、驚くことに立ち食いそばの定番、揚げ物はなし。トッピングは大根おろしやとろろなどごく少数だ。これはまさに「うちはそばの味だけで勝負できる」という自信の表れで、実際に客は女性でも並盛り300g、男性なら大盛り500gをぺろりと平らげるという。

↑店内にはハードロックなどの音楽DVDがズラリ。すべて客が店内で流してほしいと持ち込んだものだとか。その上部にはハードロックバンド、KISSのフィギュアも飾られている
↑店内にはハードロックなどの音楽DVDがズラリ。すべて客が店内で流してほしいと持ち込んだものだとか。その上部にはハードロックバンド、KISSのフィギュアも飾られている

 

ちなみに同店は、夜は居酒屋としても営業。店内には常にハードロックがBGMで流れている。大盛りの絶品そばを格安で提供する「恵み屋」は、どこか破天荒な魅力もある店なのだ。

↑カウンターとテーブルが配された店内は、完全立ち食いスタイル。午後5時からは居酒屋になり、鶏唐揚げやアジフライなども提供される
↑カウンターとテーブルが配された店内は、完全立ち食いスタイル。午後5時からは居酒屋になり、鶏唐揚げやアジフライなども提供される

 

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