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2019/4/1 21:30

クラフトビールのすそ野が広まるワケ。その立役者「タップマルシェ」の現在地とは?

クラフトビールの認知が少しずつ広まる昨今。このムーブメントの拡大に、外食シーンで期待されているのがキリンの「Tap Marché」(タップマルシェ)です。これは、お店が気軽にクラフトビールを提供できるようにしたサーバーのことなのですが、本稿では改めてその現在地や、クラフトビール市場の状況などを紹介したいと思います。

 

 

開始2年で全国7000店に設置されている

タップマルシェの展開が始まったのは2017年4月。当初は首都圏一都三県でスタートし、2018年3月より全国へ。その累計は設置店舗数が7000を突破し、2019年は1万3000店を目指して拡大を続けています。

↑これがタップマルシェ。写真の4種を提供できるタイプと、2種のコンパクトサイズがあり、カラーパターンは7色あります

 

↑機械もボトル(重い樽ではなく3Lのボトル)もコンパクトなので、お酒がメインでなくても設置できる点がお店にとってのメリット。写真は恵比寿のそうめん専門店「そそそ」

 

設置店舗の数と同じように拡大しているのが、取り扱い銘柄。こちらは当初8種類からスタートしましたが、加盟するブルワリーと併せて商品数も増え、2019年3月時点で24種類に。

↑2018年の初夏に仲間入りしたのが伊勢角屋麦酒(鈴木成宗代表/写真左)とFar Yeast Brewing(山田司朗代表/写真中央左)。中央右は常陸野ネストビールの谷幸治製造長、右はキリンビールの山田精二企画部部長

 

そのうち、2019年に入って加わったのが、宮崎ひでじビールの「九州CRAFT日向夏」、小西酒造の「スノーブロンシュ・ジャパン・ホワイトエール」、盛田金しゃちビールの「金しゃち名古屋赤味噌ラガー」、DHCビールの「DHC Premium RICH ALE」と盛りだくさん。

 

それぞれ九州、近畿、東海エリアのブルワリーですが、直近で参画したのは東京。“真の東京クラフトビール”として名を馳せる、石川酒造の「TOKYO BLUES セッションエール」です。

 

↑石川酒造の「TOKYO BLUES」。今回タップマルシェに加わったのは、白いラベルのセッションエールで、左はゴールデンエール、右はシングルホップウィートです

 

「TOKYO BLUES セッションエール」のタップマルシェ追加に際しては試飲を兼ねた発表会が開催され、筆者も参加してきました。ストーリーや味わいなど、その真価を紹介していきましょう。

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