ITを駆使する老舗のリンゴ農家がスゴい!
会のなかでは、プロトスターの支援する起業家のひとりが登壇。青森県でリンゴなどを栽培する、もりやま園の森山聡彦代表を交えたトークセッションが行なわれました。
森山さんは100年以上続くリンゴ農家である一方、ITを駆使してアプリを開発。農作業の効率化をはかる画期的なシステムを構築しました。ユニークさや、着眼点の鋭さに感銘を受け、プロトスターも支援するに至ったそうです。
「リンゴって、様々な品種が混在して栽培されているんですが、木を見ただけではなかなか区別できないんですよ。なので、畑を管理している人が現場にいないと、人に任せての作業も難しいんです。そこで、各木に固有番号とQRコードを記したタグを付け、アプリで管理できるようにしました。これを使えば、だれがどの木にどんな作業したかがわかるんです」(森山さん)
ある程度、蓄積したデータを分析した結果、なんと75%の時間はほとんど捨てる作業だったことが判明。これは剪定や摘果(てきか:育ちの悪いリンゴを摘み取り、残ったリンゴがよりよく育つようにする作業)といった、おいしさのためには必要ながら、もったいない一面も。なんとかできないかを考えた結果、摘果の際に間引かれるリンゴの活用を発案しました。
そこから生み出された商品が、「テキカカジュース」と「テキカカシードル」。どちらも摘果リンゴの特徴を生かした甘さ控えめな味わいで、爽快感が引き立つおいしさです。
プロジェクト発表の終了後には、「アーリータイムズ」も試飲。甘やかなフレーバーは干しリンゴとの相性もよく、個人的には青リンゴとシナモンのフレーバーが香る「アーリータイムズ ブラインド アーチャー」を思い出しました。
「アーリータイムズ」はハイボールで飲んでも絶品。イエローとブラウンでキャラクターが分かれていながらも同価格で選びやすく、比較的リーズナブルなのも魅力です。バーボン初心者の人はもちろん、しばらく飲んでいなかったというお酒好きも、リニューアルしたこの機会にぜひ!
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