今夏のグルメ界ではスパイスカレーが花ざかり。雑誌やTVでその特集を見た人は多いでしょう。味の要はその名の通りでスパイスなわけですが、お酒のカテゴリーでもスパイスは注目されています。そのひとつがジュニパーベリーというスパイスを使った、ご存知「ジン」。
数年前から職人性の強いクラフトジンもブームで、ジンを使ったカクテルも人気です。そのなかで、先日日本で新発売されたのが「ビーフィーター ピンク ストロベリー」。有名ブランド「ビーフィーター ジン」の最新フレーバーです。発売に合わせたパーティが行われたので、その魅力を確かめに行ってきました!
国内販売数量NO.1のジンがビーフィーターだ
最初に、ジンやビーフィーターの解説から。冒頭でも軽く触れましたが、ジンはジュニパーベリー(セイヨウネズとも)の果実を乾燥させたスパイスがフレーバーのキーになっていて、ウッディでハーバルな香りが特徴です。
ジュニパーベリー以外に、多様なボタニカルを使うのもジンの特徴。そのため、ほかのスピリッツより個性が出やすく、それが昨今のジンのトレンドに関係しているといえるでしょう。日本でも山椒やゆずなどを使った和のジンが登場しており、バーシーンを中心に盛り上がっています。
そして「ビーフィーター」といえば、世界170か国で愛飲されている超名門で、日本のジンとしても販売数量ナンバーワン。1820年創業と歴史も古く、ジンの王道であるロンドンスタイルのドライジンのなかで、秘伝のレシピを守りロンドン市内で蒸溜されている唯一のブランドです。
今回発売された「ビーフィーター ピンク ストロベリー」(37度/700ml/税込1501円)は、そんな名門の精神を受け継ぎつつ、現代的な手法を融合させたプロダクト。もともと創業者のジェームス・バロー氏はラズベリージンやチェリーブランデーなども作っていたというエピソードが語り継がれており、その好奇心に触発された、現在のマスターディスティラーのデズモンド・ペイン氏がストロベリーをヒントに新作を生み出したのです。
ほんのり甘く爽やかで食事にも好相性
では、その「ビーフィーター ピンク ストロベリー」はどんな味なのか。イベントでふるまわれたドリンクからレポートしていきたいと思います。
ここでもしっかりと感じられるのは、ボタニカル由来のシトラス香。そのうえで、ストロベリーの若々しい香りと甘さがフレッシュに華やぎます。甘さはありながらも爽やかで、重さはないので食事にも好相性。会場ではいちご以外もオススメということで、様々なフルーツとの組み合わせが提案されていました
また、この日はスペシャルゲストとして「ビーフィーター グローバルバーテンダーコンペティション」日本大会の歴代優勝者による、スペシャルカクテルがふるまわれました。そのひとり、2016年ファイナリストの藤倉正法氏の一杯を紹介します。
味わいの印象は、甘酸っぱいカクテルと、香りの上品なフォームの一体感が魅惑的。この日のパーティにふさわしい、ラグジュアリーな気分にさせてくれる一杯でした。
プロのカクテルはバーで楽しむとして、「ビーフィーター ピンク ストロベリー」はこれ一本を炭酸と割っただけでも華やかな香味と色を演出できると思います。ふくらみのある脚付きのグラスを用意して、フルーツやハーブを飾ればいっそうエレガントに。手軽なカクテルのベースとして、またパーティを盛り上げる脇役として、覚えておくといいでしょう!
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