2016年に日本1号店がオープンして以来、食通の間で支持を得ているフランスの冷凍食品専門店、「ピカール(Picard)」。しかし、実際に口にしたことがない人の中には「冷凍食品」と聞き及び腰になる人もいます。
ピカールでは肉や魚、加工のおつまみ、スイーツに至るまであらゆる冷凍食品を扱っていますが、今回はその中から、特に味の違いが出やすい「冷凍パン」に的を絞り、5アイテムを試食し紹介。実際に批評してくれたのはGetNavi webではお馴染みのフードライター・中山秀明さん。それではさっそく試食してもらいましょう!
【試食その1】「10 croissants(クロワッサン・10個入り)」
中山秀明さん(以下:中山) 一般的なクロワッサンよりも縦長ですね。それと、大きさの割にズッシリ感があります。バターの香りがしっかり出ていて、やはりバターのおかげなのか噛めば噛むほどに甘みが出てくる。これはピカール全体の特徴と言って良いかもしれないですが、「冷凍食品だ」と言われなければ気づかないほどのクオリティだと思います。
【試食その2】「2 petites baguettes du fournil(ミニバゲット クラシック)」
中山 先ほどのクロワッサンに比べて、ややモチャッとした食感がありました。ここは好みが分かれるかもしれませんね。ただ、コスパが良いことと、ミニバゲットなので冷凍庫の中にあっても嵩張らないのが良いですね。薄く切ってカナッペやラスクにすると、食べやすいと思います。
【試食その3】「Pain Muesli(ミューズリーパン)」
中山 結構密度のあるパンだと思いますけど、冷凍とは思えない食感。やっぱりドライフルーツ、ヘーゼルナッツがアクセントになっていてお酒に合いそうですね。ワインでも、ウィスキーでも、ビールでも。実際、こういうタイプのパンがワインバーでおつまみとして出ていることがあります。これはオススメです。
【試食その4】「Brioche tranchee pur beurre(ブリオッシュスライス)」
中山 「パンがなければ、お菓子を食べればいいじゃない」という有名なフレーズがありますが、その「お菓子」として喩えられていたのが、このブリオッシュです。まず形がかわいいのと、甘味があっていいですね。ただ、このブリオッシュ単品を食事として味わうのはやや物足りないかもしれません。朝食でハムなどと一緒に食べたり、デザートとしてアイスと一緒に食べると、すごく良いと思います。
【試食その5】「Pain complet tranche(全粒粉パンスライス)」
中山 これも先ほどのミューズリーパンと同じで、結構密度のあるパン。フワフワというよりもズッシリしている。カリカリしているので、やはりお酒のおつまみとして良さそうですが、バターを塗ると良い気がします。バゲットはオリーブオイルなどでも良いですけど、これはバターのほうが合うと思いますね。
総評・ピカールに行ったらまずパンを購入すべし!
中山 全体的に美味しいと思いました。パン王国・フランスの食卓で食べられているパンが、日本国内で食べることができること自体だけでもすごいことだと思います。特に僕のオススメの順位を言いますと、以下になります。
ピカールの冷凍パン・中山さんのオススメランキング
1位「10 croissants(クロワッサン・10個入り)」
2位「Pain Muesli(ミューズリーパン)」
3位「Pain complet tranche(全粒粉パンスライス)」
4位「Brioche tranchee pur beurre(ブリオッシュスライス)」
5位「2 petites baguettes du fournil(ミニバゲット クラシック)」
中山 今は食パンブームですが、個人的には食パンやロールパンよりも、フランスのクロワッサン、バゲットがすごく好きでよく食べています。だからこそ、ピカールのパンは本当に良いものばかりだと思いました。言わば、ピカールに行った際に「まずパン食べなくて、何を食べる?」って言っても良いくらいですね。
今回は特に真価が出やすく、そしてわかりやすい「冷凍パン」に絞って試食しましたが、これ以外にもピカールには数々の冷凍食品があり、中には我々日本人には見慣れないアイテムもたくさんあります。見ているだけでももちろん楽しいですが、まだ味わったことがないフランス料理を味わえます。ぜひ一度店頭で、パンはもちろん、様々な冷凍食品をチェックしてみてはいかがでしょうか。
撮影/我妻慶一
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