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2020/12/11 18:45

トラックの荷台に本格バー出現!? 移動型バー「BAR TRUCK MEDIA TLUX」で飲むカクテルは美味しいか

適度に暗いバー店内で黙々とカクテルを作るバーテンダー。カウンターに注がれたのはいろとりどりのカクテル。そのカクテルグラスを揺らし物思いにふける男。仕事、金、生活、異性……様々な問題をこれからどう解決していくべきか。男はこのバーのカウンターで、一杯のカクテルを飲みながら考えているーー。

……が、しかし! このバーを引いて見ると、なんとトラックの荷台だったのでした。

 

今回は“移動型バー”として10月から営業をスタートし、メディアでも話題となったBAR TRUCK MEDIA TLUXの紹介です。「トラックの荷台部分に設置されたバー」というインパクトもさることながら、利用するにあたって重要なのはやはりバーとしての機能。営業形態やメニューなど、チェックしてみたいところがいくつかあります。というわけで、ここではBAR TRUCK MEDIA TLUXを運営するクリエイターボックス代表/プロデューサーの篠﨑友徳さんにアレコレ質問してみます。

↑BAR TRUCK MEDIA TLUXのイケメンバーテンダー、久保貴史さん(左)と並ぶ、クリエイターボックス 代表取締役/TLUXプロデューサーの篠﨑友徳さん。トラックのバーとはいえ、本格的な店を心掛けているとのことです

 

5月開店のはずが、5月に閉店を決めた幻のバー

ーーそもそもなぜトラックをバーにしようと考えられたのですか?

 

篠﨑友徳さん(以下、篠﨑) もともとは渋谷の神泉にバーを出そうとしていて物件を借り、内装デザインもでき上がり、スタッフも雇っていました。そのバーは「秘密基地」のような雰囲気を売りにしていて、「いざ開店!」と計画していました。今年の5月開店の予定でしたが狭く、三密になってしまうような店で、新型コロナウイルス感染リスクを避けるため、その5月に閉店を決めました。赤字はすごく出てしまったんですけど、そこでヤメておかないともっと赤字が嵩みますから。しかし、これは本当に悔しかったですね。

その幻の店でバーテンダーとして起用したのが、今のBAR TRUCK MEDIA TLUXの店長兼バーテンダーの久保なのですが、彼と2人で「コロナ禍でも、営業できるような形態は何かないかな」と話をしていました。営業できる条件の第一は換気ですよね。「換気が良くて、皆が罪悪感なく飲める場所があると良いよね」という話をしていて、そこから「移動型の店舗が良いんじゃないか」という結論に至りました。トラックの荷台部分を横にすれば、ある程度の間口が取れますし運搬などで使われるトラックのような開閉の仕組みを応用すれば、すぐできるだろうと。それで、急ピッチでトラックを買って製作し、今年の10月より営業を始めたんです。

↑閉店時の様子。一見普通のトラックにも見えますが……

 

↑開けてみるとこの通り。わずか15分程度でオシャレなバーに早変わりします。車両サイズは全長6020×全幅1950×全高2910mm

 

BAR TRUCK MEDIA TLUXの営業場所は?

ーー相当な費用がかかったのではないかと思います。

 

篠﨑 数百万円はかかりましたけど、前述の本来営業する予定だった固定店舗に用意していたランニング費がありましたので。その費用をそのままトラックにかけました。

 

ーートラックのバーを作っても、常に考えなければいけないのが営業場所ですね。現在は、渋谷のヨシモト∞ホールの敷地で営業されていますが。

 

篠﨑 借りられる場所はいくつかあります。わかりやすい例だと、キッチンカーが営業している場所。お酒を出しても良ければそういう場所でも良いです。例えば夜間、閑静な住宅街にポツンとトラックを置いて、仕事帰りで疲れたサラリーマンの方に一杯やっていただくのも良い。あるいは夕暮れ時に海岸沿いにトラックを置き、海で遊んでいた人にお酒を飲んでいただくのも良い。場所を借りるのは、個別に交渉しないといけませんが、このようにシチュエーションを変えて営業できるのがBAR TRUCK MEDIA TLUXの一番の利点です。

 

ーー電気や水道はどうされるのですか?

 

篠﨑 どちらもトラック車内に完備されていますが、現在営業している場所では、電気は施設からお借りすることができます。トイレだけがないので、そこは利用される方にご判断いただいた上で営業しています。前述のような「営業する場所」を考えた場合は、こういった点も考慮しなければいけないですが、それさえクリアすればどこへでも行くことができます。

また、「1日貸し切りプラン」「1か月貸し切りプラン」なども用意してまして、個人のパーティーからイベントなどにも使用できます。こういったことから、トラックを使った移動型バーではあるものの、例えば企業プロモーションの場、キャンペーンを行う場などでは「メディア」としても使用できると思っています。そういったことからBAR TRUCK MEDIA TLUXという名称にしました。

↑現在は渋谷にあるヨシモト∞ホールの敷地内で営業しているBAR TRUCK MEDIA TLUX。チャージはなく、ドリンク代のみで利用することができます

 

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