4. みょうがのダブル使いがコツ!「みょうがの肉巻き」
半分に切ったみょうがを豚肉で巻いたごちそう。ポイントは、ソースに入れた輪切りのみょうが。 ダブルで使うことで、みょうがのおいしさがより一層引き立ちます。「フライパンでもできますが、電子レンジでチンすると豚肉を柔らかく仕上げることができ、失敗がありません。巻いてしまえばあっという間にできあがるので、忙しいときの一品にぴったりですよ」(料理家・上島亜紀さん、以下同)
【材料(2人分)】
豚肩ロースごく薄切り(しゃぶしゃぶ用)……10枚
みょうが…… 6個
片栗粉……適量
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醤油……大さじ1
みりん……大さじ2
【作り方】
1. みょうが5個は、付け根を薄く切り落とし、縦半分に切る。豚肉を縦半分に折ったらみょうがを巻く
「このとき、豚肉の脂身の方からみょうがを巻いていくと、みょうがに油が移りおいしくなります」
2. 巻けたら、ごく薄く片栗粉をまぶす
「片栗粉はつけすぎると、とろみがつきすぎて焦げやすくなりますから、ほんの軽く叩く程度にしておきましょう」
3. 耐熱皿に綴じ目を下にした2をのせてAを回しかける。軽くラップをして電子レンジ(600w)で5分加熱したら、そのまま1分置く
「ふんわりとラップして加熱したら、余熱で火を通します」
4. 器にみょうがの肉巻きを盛りつけ、残ったタレに小口切りのみょうがを混ぜ、上からかける
「こちらのみょうがは、風味をよくするために小口切りにします。熱々を食べてもいいですが、お弁当にもぴったりのおかずになりますよ」
薬味としてしか出番がないと思っていたみょうがも、使いようによってはおかずの中心になる立派な野菜!「みょうがを食べると忘れっぽくなる」という言い伝えも、科学的根拠のない迷信ですから、心おきなくおいしさを楽しみましょう。
【プロフィール】
料理家 / 上島亜紀
食育アドバイザーやジュニア・アスリートフードマイスターの資格を持つ。神奈川県の自宅にて料理教室「A’s Table」を主宰。 今年の新刊に『頑張らなくていい 仕込み1分の冷凍作りおき』(ナツメ社)、『らく弁』(主婦と生活社)、『90分でできる丸いパン』(成美堂出版)がある。
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