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スタバ
2016/10/3 14:30

秋なのに桃? スタバなのにティー!? 意外性だらけのスタバの新ドリンクをお試しレビュー

みずみずしい甘さとジューシーな果汁が魅力の「桃」。夏が旬の果物です。にもかかわらず、スターバックスでは桃を使ったドリンクを、この本日10月3日より発売。そんな意外性のある新メニューを試飲してきたので、その模様をお届けします!

 

今回発売される新商品は、「ネクタリン ピーチ&クリーム ティー(ショートサイズ 464円、トールサイズ 508円、グランデ 551円、ヴェンティ 594円)」と「ネクタリン ピーチ クリーム フラペチーノ with ティー ババロア(トールサイズのみで605円)」。「秋なのに桃?」という意外性だけでなく、「スターバックスなのにティー!?」という驚きもあります。

 

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メインで使われるのは、油桃(ゆとう)とも呼ばれるネクタリンで、桃の仲間です。日本ではあまりなじみのない果物ですが、海外ではクリームと混ぜてパイにしたり、焼き菓子に乗せて食べたりと、調理して食べられることが多いそう。桃よりも少し酸味が強く、さっぱりしています。

 

 

ジュースを使って紅茶を煮出す贅沢な一杯

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まずは、ホットドリンクのネクタリン ピーチ&クリーム ティーから試飲! 鮮やかな赤にテンションが上がります。 残念ながらお店では中身の見えないカップで提供されるのですが、透明のタンブラーを持ち込めば見た目の鮮やかさも楽しむことができます。

 

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ベースのドリンクには、ネクタリン果汁と白桃、黄桃の果肉を使ったジュースを使用しています。ぎっしりと果肉がつまっていて、かなり贅沢! ネクタリンの酸味と桃の甘さのバランスがよく、甘ったるさゼロなので男性の方でも飲みやすいですよ。

 

注目はこのジュースの使い方。一般的に紅茶を淹(い)れるときは、お湯で茶葉を煮出しますよね。でもこのドリンクでは、お湯ではなくジュースで煮出すのです。なんともリッチな使い方ですね。

 

紅茶は時間の経過とともに渋くなるものですが、ジュースで煮出すと時間が経っても渋くならないそう。ティーバックが入ったままで提供されるので、紅茶の味自体は次第に濃くなります。つまり、渋みに邪魔されることなく、味の変化を楽しむことができるんです。

 

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アールグレイのなかでも特に香りが濃い茶葉を使っているので、ジュースの香りに負けません。フルーティーな果実と深みのある紅茶の香りが重なり合って、とっても華やかな印象です!

 

……とうっとりしていると、ピーチでも紅茶でもない、甘いジャムのような香りが……。苺ジャムが頭に浮かんだので聞いてみると、やっぱりそう! ホイップの上にかかったソースにストロベリーが使われているんだそうです。

 

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ストロベリーはあくまで隠し味で、メインは黄桃と白桃。ちゃんと黄色と白の果肉も入っていますよ。桜色をしたシロップが、ホイップの波の上で踊って、真上から見るとピンクのバラが咲いたよう。女心をくすぐります。

 

ネクタリンの酸味を感じた後、白桃&黄桃の果肉感を舌で楽しみ、最後に柔らかな紅茶のほろ苦さに心が落ち着く。まさにリラックスタイムに飲みたくなる一杯です。酸味もレモン単体のような鋭いものではなく、はちみつレモンのような秋冬に合うまろやかな酸味が心地いいです。

 

 

ババロアの食感とフルーツの果肉感がベストマッチ!

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つづいて、「ネクタリン ピーチ クリーム フラペチーノ with ティー ババロア」を試飲しました。 ドリンクにババロアってかなり斬新でワクワク! 飲むフルーチェみたいなものかなと吸い込んだら、のどごしのよさにびっくり。つるんっと飛び込んできました。

 

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一番下に敷き詰められているのがババロアで、その上はホットドリンクと同じフルーツジュース。さらに上には、ジュースを使って作ったフラペチーノベースが入っていて、ドリンク部分は三層になっています。

 

商品開発の段階から、ババロアの滑らかさにはかなりこだわっていたそう。確かに、このババロアの食感はかなり重要。滑らかにすることで、フルーツジュースの果肉感が引き立てられているんだろうな……という気がします。ストローから吸い込みやすいように柔らかく、でもババロア感を感じられるように適度にもっちり。絶妙なバランスです。

 

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ババロアはドリンクを作る直前まで冷やされているので、プルンップルンの状態で入っています。時間が経つと少しずつ柔らかくなるので食感の変化も楽しめますし、飲んでいるうちにフルーツジュースやフラペチーノベースと混ざって味の変化も感じられるのもポイント。1杯で何度もおいしい、おトクなドリンクです。

 

さて、ここまで読んで“どこに「ティー」が使われているの?”と思った方もいるでしょう。実は、このババロアが紅茶味なんです。これ単品で商品にしてもいいくらいおいしくて、個人的にはかなりのヒット。上にドリンクと同じピーチストロベリーソースやフルーツジュースをかければ、それで一品できあがりそう! ババロア入りということもあってデザート感が強く、小腹が空いたときのデザートドリンクとしてもおすすめの一杯です。

 

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とここで、どうして今回の新ドリンクがコーヒーじゃなくティーなのかという疑問に立ち返りましょう。スタッフさんによると、「メニューのバリエーションを増やすことで、お客様にスターバックスをより楽しんでほしいと思ったから」だそう。

 

「スタバで紅茶?」と思った方こそ、今回のドリンクを飲んでみてください。  きっと次にスタバに行ったとき、ティーという選択肢がデフォルトで浮かぶようになるはず。実際に、チャイティーやティーラテ、ストレートティーなど、通常のティーメニューも充実しているので、その入り口にもピッタリ。すでに今日はコーヒー2杯飲んじゃってるし……というときにもぜひ。

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フレッシュな果実感があるドリンクというよりも、煮詰めたジャムのようなリッチで重厚な果実感を味わえる今回の新ドリンク。「桃が秋仕様になるとこうなるんだ~」と新しい発見ができました。なお、今回の新メニューは+108円でババロアやフルーツジュースの増量ができるとのこと。よりデザート感を高めたい方にオススメです。ぜひ桃と紅茶の新しい魅力に驚いてみてはいかがでしょうか。