グルメ
2022/5/17 19:15

昔ながらの「グルメ自販機」と何が違う?食のニューカマー「ヨーカイエクスプレス」の味は?

近年、ユニークな自動販売機が続々登場していることをご存知でしょうか。ボリュームゾーンとして多いのが冷凍食品で、餃子、ラーメン、カレー、牛丼など様々な料理の自販機が登場。

 

そして最も旬な次世代自販機といえるのが、「Yo-Kai Express(ヨーカイエクスプレス)」です。最大の特徴は、即席ではなくリアルなできたてラーメンを提供すること。発表会に行き、試食のほかにテクノロジーの秘密などをインタビュー。真価をレポートします。

 

↑「ヨーカイエクスプレス」と、「Yo-Kai Express Inc.」創業者兼CEOのアンディ・リン氏

 

1台で最大50種のメニューを提供できる

「ヨーカイエクスプレス」は2022年3月末から、羽田空港と首都高芝浦パーキングエリアで稼働がスタートしています。もう少し振り返ると、2021年11月にオープンした体験型店舗「b8ta Tokyo-Shibuya」では先行して展示され、同店トップクラスの注目を集めていました。

 

とはいえこれらは、日本においての話。もともとは米国シリコンバレーで2016年に創業したフードテックベンチャー「Yo-Kai Express Inc.」が2019年から始めた自販機サービスが「ヨーカイエクスプレス」で、それがこのたび日本上陸したというワケです。

 

麺類のほかに丼ものやデザートも提供し、現地アメリカでは約50か所の設置で20万食以上を提供してきたそう。聞けば、ひとつの自販機に最大50食の料理をセットでき、なおかつ50の料理は1メニュー×50食でも50メニュー×各1食でもOKとのこと。

 

↑アメリカで提供されているメニュー一覧。実はラーメンだけでなく、丼飯やデザートも提供できるのです

 

これは、例えばラーメンなら麺、スープ、トッピングなど一式を丼にセットした状態で冷凍保存し、提供時にはそのメニューに最適なレシピで調理することで実現しているのだとか。なお、現在前述の国内2か所では「東京 Shoyu」「鶏 Yuzu Shio」「札幌 Spicy Miso」「九州 Tonkotsu」のラーメン4種が各790円で販売されています。

 

そして参考までに、アメリカでは一杯12.99ドル(約1700円/2022年5月時点)で多くの商品を販売。メニューによっては20ドルを超えるような企画商品なども提供しているそうです。

 

↑「ヨーカイエクスプレス」では、メニューを選んでキャッシュレスで決済(現金はNG)。ディスプレイには商品の味わい特徴や、栄養価、原材料やアレルゲン情報なども表記できます

 

筆者は「ヨーカイエクスプレス」登場のニュースを初めて見聞きした際、「日本では昭和の時代からラーメン自販機はあったし、例えばいまでも群馬の峠道にある『丸美屋自販機コーナー』では自家製チャーシューのせのラーメンが300円で提供されている。そんなにスゴいことなのか?」と思いました。

 

いまでも個人的には日本遺産のラーメン自販機やうどん・そば自販機などを推したいところですが、「ヨーカイエクスプレス」のスゴさは細かくレシピを設定し、1台で多彩なメニューを提供できるところ。また、自販機内で冷凍保存していたものを90秒でスピーディーに調理できる(日本の旧来型ラーメン自販機は非冷凍)ところも特徴です。

 

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