「森永ミルクキャラメル」や「チョコボール」など、数多くの名作菓子を生み出してきた森永製菓が、見学施設「森永エンゼルミュージアム MORIUM(モリウム)」を横浜にオープンしてからもうすぐ1周年。それを記念した、お得で面白い企画満載のイベントが2023年初頭に開催されます。
本稿ではその見どころと、「モリウム」見学ツアーの概要を体験レポートの形で紹介します。
「小枝」は半世紀以上すべて鶴見で作られている
「モリウム」へ行くには、JRの鶴見駅または京急鶴見駅からバスに乗り「森永工場前」で下車するのが一般的。所要時間は約10分。徒歩でも約20分なので、時間に余裕がある場合は歩いていくのもいいでしょう。
今回のイベントは、同館が2022年1月12日にオープンしたことの1周年を記念した特別企画。ふだんは休憩室などで使われている2Fに特別展示などいくつかのコーナーを設け、楽しく学べる内容となっています。
注意すべきポイントは、抽選による完全招待制であること。2022年12月1日~14日の期間にWEBから応募し、開催される全3日間で合計153組306名の当選者が参加できます。では、特別企画はどのような内容なのか。まずはそのひとつ、「小枝」すくいから紹介しましょう。
「小枝」すくいは、スコップやおたまなどを使って、制限時間60秒でどれだけ「小枝」をすくえるかのチャレンジ。すくった小枝は持ち帰れます。筆者は選んだおたまの形がよかったようで、用意された袋パンパンに入れることができました。
なぜ「小枝」なのかというと、同商品は1971年の発売以来、半世紀以上にわたって鶴見工場で作られているからです。なお鶴見工場は「モリウム」のオープン以前からこの敷地にあり、もともと工場見学は行われていました。それもあり、本イベントでは「小枝」の歴史を詳細に展示するコーナーも設けられています。
ここでは「小枝」や鶴見工場の歴史のほか、特徴的な商品のパッケージを展示したり、動画アーカイブを放映したり。また、サステナブルへの取り組みなども紹介されています。
次は機能性ゼリーの国民的ブランド「inゼリー」の診断コーナーを紹介。こちらは床に配された「朝ごはんは食べる?」などパネルの質問に答えると、その日に最適な「inゼリー」が見つかるという企画。そして該当の「inゼリー」をもらえます。
筆者は「あなたは15歳以上ですか?」→YES→「朝ごはんは食べる派だ!」→NO→「定期的に運動している」→NO→「ごはんはA栄養バランス重視派/Bリラックスタイム派」→B→というフードライターにありがちな進路となり、栄養バランスに配慮した「inゼリー マルチビタミン」が該当しました。
そして特別企画のラストは「お楽しみ抽選会」。「キョロちゃんのぬいぐるみ」「天使のお菓子箱(お菓子の詰め合わせ)」などが当たる、ハズレなしのクジです。