カルディコーヒーファームは、世界中の美食に向けて以前からワインのセレクトにも注力している。バラエティの豊富さはピカイチで、世界から日本各地までのワインを豊富に取り揃えている。今回は、北海道・余市の「キャメルファームワイナリー」から届く新作ワインの味をチェックした。
※こちらは「GetNavi」 2023年1月号に掲載された記事を再編集したものです
私が試しました!
【その1】やさしい甘さに酸味と渋みが調和した複雑で豊かな味
キャメルファームワイナリー
レンべルガー プライベートリザーブ 2021
4708円
熟したブラックベリーのような果実味と、樽由来のスモーキーさでクローブやバルサミコのようなニュアンス。口当たりはふくよかで、やや甘みがあり、心地良い酸味と渋みが調和した、複雑で豊かな味わいだ。
<テイスティング>花やスパイス感が肉料理とピッタリ
中重口で、果実感はクランベリーやチェリーのジャム、また、すみれのような花の要素も。ほど良くスパイシーで、肉料理とマッチ。カルディなら「牛タンシチュー」が合うと思います。
<ボディ>
軽め←☆☆☆★☆→重め
【その2】ボリューミーな余韻が続くリッチな味わいの白ワイン
キャメルファームワイナリー
ケルナー プライベートリザーブ 2021
4708円
ワイナリーを代表するぶどう品種「ケルナー」を使用。洋なしや白桃のような甘みに、ミントや柑橘の酸味と苦み、さらにほのかな樽香が心地良い。ボリューミーな余韻が長く続く、リッチなテイストに仕上がっている。
<テイスティング>果実味と苦みが魚介類と合いそう
華やかでエネルギッシュな果実味の奥に、グレープフルーツのような明るい爽快感とビター感があって美味。カルディなら「海老のアヒージョ ポルトガル風」と合わせたい!
<甘辛度>
甘口←☆☆☆☆★→辛口
【その3】爽やかな柑橘の香りが漂うやや甘口のスパークリング
キャメルファームワイナリー
ウニタ ドゥミ・セック 2021
3278円
「ウニタ」は団結などを意味するイタリア語で、本品はレンベルガーとレジェントの2品種を使用。レモンやグレープフルーツを思わせる爽やかな香りが華やぎ、味わいはあんずや梨、黄桃などの甘みと酸味を感じられる。
<テイスティング>濃厚な甘さにはクリームチーズを
柑橘系のライトな爽快感と、はちみつ的な甘みがマッチ。デザートワインにも使えそうな甘さで、おつまみはカルディで売っている「メロン&マンゴー クリームチーズ」が推しです。
<甘辛度>
甘口←☆★☆☆☆→辛口
【その4】白桃やミカンのような甘みとフレッシュな酸味がマッチ
キャメルファームワイナリー
レジェント ブリュット 2021
3278円
白桃やグレープフルーツなどのフルーティさに、ジャスミンを思わせる爽やかな香り。しっかりめのタッチで、白桃やミカンのような甘みとフレッシュな酸味が、繊細なミネラル感とマッチした心地良いスパークリングだ。
<テイスティング>酸味が良く揚げ物に最適
シャープでキリッとした酸味が効いており、しっかり冷やして飲みたいですね。カルディの「フライドチキンの素」で揚げた鶏肉や、生ハム、魚介マリネなどがマッチすると思います。
<甘辛度>
甘口←☆☆☆★☆→辛口
【その5】渋みや酸味が心地良く共鳴するリッチで高貴な中重口の赤
キャメルファームワイナリー
ピノ・ノワール プライベートリザーブ 2020
9680円
生き生きとした豊かな果実味が広がり、ほど良い滑らかな渋みと心地良い豊かな酸味やミネラル感が響き合う中重口の赤。アフターテイストが伸びやかに続くリッチさと、堂々としたエレガントさを併せ持った深みがある。
<テイスティング>豪華な甘みは濃厚な料理と
いちごや白桃を思わせる甘い香りの奥に、バラのような華やかさも。タンニンのウォッシュアウト効果もあり、カルディの包みピッツァ「カルツォーネ トマト&ベーコン」が合いそう。
<ボディ>
軽め←☆☆☆★☆→重め
【その6】ピノ・ノワールの魅力を生かしたエレガントな泡
キャメルファームワイナリー
キャメルブリュット メトド トラディショナル ブラン・ド・ノワール 2017
7238円
黒ぶどう品種のピノ・ノワールで造った、ブラン・ド・ノワール(黒の白)のスパークリング。ほど良い酸味に柑橘やフラワリーな果実感とはちみつのようなほのかな甘み、余韻には苦みも。ボディも豊かでエレガントな一本だ。
<テイスティング>上品な味わいでお祝いに最適
柑橘感の奥に、マンゴーやパインといった南国果実の高揚感があり、それらが上品にまとまっていてお祝いに良さそう。カルディの「【冷凍】イタリア ブッラータ」に生ハムを盛り合わせた冷菜などはいかが?
<甘辛度>
甘口←☆☆☆☆★→辛口