近年一気に広まった“家飲み”トレンドの一角が、お酒のサブスクリプションサービス。今回は、冷えたビールがおいしい季節到来! ということで、「キリン ホームタップ」を中心に、まるでお店のようなビールを楽しめるサーバータイプについて紹介していきます。
レンタル代不要なタイプなど多種多様
大手メーカーが展開するビールサーバーのサブスクでは、「キリン ホームタップ」のほかに「アサヒ ドラフターズ」も注目。こちらは2021年の夏に「もはやお店!アサヒビールのサブスクサーバー「THE DRAFTERS」で家飲みに革命が起きちゃった!」で紹介しているのでぜひ一読いただきたい。
また、大手メーカー以外で注目すべきビアサーバータイプは、2つのタップ(蛇口)が特徴の「ドリームビア」。全国の多彩なクラフトビールを楽しめるのも魅力で、現在72ブルワリー166銘柄(2023年6月21日時点)と種類豊富です。また、海外のメジャー銘柄を中心にラインナップした「ブレイド」もよく知られています。
他にもビールの生樽(ケグと呼ばれます)からそのまま飲める仕様にして届けるサービスもあります。これらはサーバー自体が不要なためレンタル代が発生せず、また電源がいらないのもポイント。国内クラフトビールを豊富に揃える「ビールの縁側」や、海外の有名ビールを中心に扱うドラフト・ケグ・ジャパンのサービスが有名です。
ホームタップの特徴や実力を知るべく体験会へ
ビアサーバーレンタルタイプのサブスクのなかで、パイオニアといえるのが2015年サービス開始の「キリン ホームタップ」(当時の名称は「キリン ブルワリーオーナーズクラブ」)。あらためてどんなサービスなのかを紹介していきましょう。
「キリン ホームタップ」は、ペットボトルに入ったビールが届き、専用サーバーで注ぐ本格的な生ビール体験が楽しめるサービス。味にもこだわりが凝縮されており、そのひとつが鮮度。
ビールは鮮度が命であり、光や酸素、温度などですぐに劣化してしまいます。そのため、ペットボトルは工場造りたてのビールが冷蔵便で届けられ、容量は1Lの飲みきりサイズ。さらに配送も一度にまとめず、原則月2回(スキップなども可能)に分けて届けるシステムとなっています。
選べるビールの銘柄は数種類あり、定番は「⼀番搾りプレミアム」と「スプリングバレー 豊潤<496>」。キリン以外のブランドを飲むことができるのも特徴で「よなよなエール」で知られるヤッホーブルーイングや、山梨県小菅村に自社工場を構える「ファーイーストブルーイング」など、クラフトビールを中心に、毎月3~4種類の期間限定品を取りそろえています。
キリンビールの横浜工場で行われたメディア向け体験会では、「⼀番搾りプレミアム」を試飲させてもらいました。さらに、そのビールがどのように造られているかの工場見学も。なお、この工場見学は一般消費者向けにも開放されており、こちらは「噂の“元が取れる”工場見学「キリン一番搾りツアー」へ。やっぱし、ビール好きの聖地でした」で詳報しているのでぜひご覧ください。
「一番搾りプレミアム」は、通常の「一番搾り」がもつコク深さや爽やかな苦みに加え、清々しく華やかな香りが印象的。このリッチなアロマは、東北産ホップ「IBUKI」によるものでしょう。なお、この商品はギフト限定のため近所の店などではなかなか入手できません。それが楽しめる「キリン ホームタップ」は、この点でも特別感があります。
記録を更新する暑さが続く2023年の夏。そうとなれば、暑気払いはやっぱりビール! あらためてサーバーから飲んでみると多幸感もあって激ウマです。ここで紹介したサービスは気軽に試せるものも多いので、ぜひトライしてみてはいかがでしょうか。
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