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2024/12/30 7:15

YouTube、視聴者をだまして釣る「クリックベイト動画」を一掃へ!

YouTubeは、タイトルやサムネールで視聴者をだます「クリックベイト動画」の取り締りを強化すると発表しました。この取り組みはまずインドから展開していくと述べています。

↑視聴者をだまして釣る動画を減らせ

 

クリックベイト動画とは、視聴者の興味を引くためにタイトルを誇張したり、誤解を招くサムネールを使ったもの。「ベイト(bait)」とは英語でエサのことであり、クリック数を稼ぐ手口を指しています。

 

YouTubeを所有するGoogleは、この種類の動画は特にニュース速報や時事問題などに起こりやすいとして、この分野での取り締りを重点的に行うと示唆。「大統領が辞任しました!」と言いつつ辞任に触れていない動画や、「トップ政治ニュース」と言いながらニュースが含まれていない動画を例に挙げています。

 

Googleは、この取り締まりに対応する時間をクリエイターたちに与えるため、まず、このポリシーに違反するコンテンツを警告なしに削除するとのこと。そして、クリエイターたちに啓もう活動を続けながら、新たにアップロードされる動画を優先的にパトロールしていく方針です。

 

YouTubeはニュースや時事問題を明確に定義していません。例えば、ニュース速報は政治や政府に関するものだけなのか、それともスポーツも対象となるのか? タイトルやサムネールが動画の内容と一致していないことを、どうやって判断するのか? これらの点は不明です。

 

とはいえ、20億人以上のユーザーを抱えるYouTubeが、誤解を招くようなコンテンツに対する監視を強め、中身のない動画を追放していくのは歓迎すべきことでしょう。ほかにもYouTubeはAndroidアプリで新たな横向きモードをテストしたり、クリエイターが視聴者のコメントに対して音声で返信できる新機能を試したりしており、あらゆる面で視聴体験が改善することに期待です。

 

Source: Google
via: PhoneArena