サムスンの次期タテ折りスマートフォン「Galaxy Z Flip7」は、一時はGalaxy S25シリーズと同じSnapdragon 8 Eliteを搭載するとの噂もありました。が、新たな報告によると、やはりサムスン自社開発のチップ「Exynos 2500」が採用されるとのことです。

今年夏頃に発売予定のタテ折りスマホに搭載するチップについては、これまで多くの憶測が飛び交っていました。当初はExynos 2500を搭載すると噂されたものの、製造の歩留まり(良品率)に問題があるため、最終的にクアルコム製のSnapdragon 8 Eliteを採用するとの報道が出ていました。
が、韓国の大手メディア朝鮮日報(Chosun Daily)は、Galaxy Z Flip7にExynos 2500搭載が決定したと報じています。その歩留まりは業界では20〜40%と見積もられ、依然として不十分ではあるものの(サムスンは通常、60%以上に達して初めて本格的な量産を開始)、今回は「実行可能なレベル」まで安定したと判断された、とのことです。
もう1つの理由として、クアルコム製チップの価格が高いことも示唆されています。今回の報道では、前チップ(Snapdragon 8 Gen 3)よりも「20%以上」値上がりしたとされています。
歩留まりが最大40%では低すぎるとも思えますが、折りたたみスマホの出荷台数はフラッグシップのGalaxy Sシリーズよりも少ないことも、採用を後押ししたと伝えられています。その一方で、横折りの「Galaxy Z Fold7」は、噂通りExynosチップを搭載しないとされており、Snapdragon 8 Eliteを搭載する可能性が高いようです。
ちなみにExynos 2500チップの性能はSnapdragon 8 Eliteには及ばないものの、現在のGalaxy Z Flip6に搭載されたSnapdragon 8 Gen 3よりも高いとみられています。飛躍的な性能向上とはいかなくとも、価格は据え置きになることを期待したいところです。
Source:朝鮮日報
via: 9to5Google