Googleは、Android Auto対応車種のデジタルメータークラスター(メーター内ディスプレイ)に、Googleマップのナビゲーション情報を直接表示する新機能を追加しました。

これまでAndroid AutoでGoogleマップを使用する際には、主にメインディスプレイに方向指示が表示され、音声ガイドで曲がるタイミングや警告が伝えられていました。しかし今回のアップデートにより、対応車種では運転席前のメーター内にも以下の情報が表示されるようになります。
現在の進行方向や次の案内指示
到着予想時刻、目的地までの距離、所要時間
レーン案内
この機能は、2024年にAndroid Automotive(車載OS)に追加された機能に似ていますが、Android Autoはさらに一歩進んでおり、ルート案内の詳細がメーター内に直接表示される仕様となっています。そのため、メインディスプレイへ視線を移す必要がなく、安全性の向上につながります。
また、音声案内をオフにしても、必要な情報をすぐに確認できる点も魅力。
とはいえ、この機能にはいくつかの制限があります。まず、Polestar 2などの一部車種でのみ利用可能であること、またデジタルメーターやLEDディスプレイを備えた車両が前提となっていることです。さらに、一部の表示が他の情報に重なって見えづらくなる場合がある点や、対応車種が現在のところ明確にされていない点にも注意が必要です。
それでも、実装されれば運転中の利便性と安全性を大きく向上させるアップデートであることは間違いありません。今後、より多くの車種が対応することに期待です。
Source: 9to5Google