LINEは、AIアシスタント「Clova」を搭載したスマートスピーカー「Clova WAVE」を10月5日より発売しました。価格は1万4000円。なお、2018年1月31日までの期間限定で、音楽聴き放題サービスLINE MUSIC(月額960円)の利用権12か月分がついた特別セットが12800円で販売されます。
スマートスピーカーとは、音声による情報の入出力に対応し、ネットに接続することで様々な機能を利用できるデバイス。その多くは音声認識AIを搭載しており、Alexaを搭載したアマゾン「Echo」やSiriを搭載したApple「Home Pod」、Googleアシスタントを搭載する「Google Home」など各社が独自のAIスマートスピーカーを展開しています。
LINEは、独自のAIアシスタント「Clova」を開発。このClovaを搭載したスマートスピーカー「Clova WAVE」は、2017年7月14日より先行体験版の予約販売を実施しており、秋ごろに正式発売を開始するとアナウンスされていました。
Clova WAVEの最大の特徴は、LINEが提供する様々なサービスと連携して便利に活用できること。音声操作によるLINEメッセージの送信、受信したメッセージの読み上げのほか、LINE MUSICの再生、LINEニュースや天気情報、占いの読み上げなどの機能を備えています。
また、赤外線コントローラーに対応するTV・照明などのリモコン機能を搭載するほか、Bluetoothスピーカーとして使うことも可能。
今後、アップデートによる追加機能も多数実装予定。例えば、その日1日のスケジュールやニュース、天気予報などをまとめて教えてくれる「ブリーフィング」機能や、日本語で話しかけると英語や韓国語、中国語に変換してくれる通訳機能などを搭載する予定です。
同社では、このClova WAVE以外にも、Clovaを搭載したスマートスピーカーをClovaシリーズとして開発中。LINEのキャラクターをデザインしたものや、液晶画面を備えた端末などが登場する予定です。
アマゾンやGoogle、Appleといった世界的なIT企業が参入し、すでに激しい競争が始まっているスマートスピーカー市場ですが、LINEがどこまでシェアを取ることができるのか注目が集まっています。
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