世界的に活躍する英国のテクノユニットUnderworld(アンダーワールド)のスペシャルライブのVR(バーチャルリアリティ)体験ができるイベントが、4月1日までの間、渋谷パルコPart1の8階特設会場にて開催されています。参加費は無料。1回約10分程度なので気軽に立ち寄れる内容ですが、中身はド迫力! 実際に体験したので、その模様をレポートします。
VRとは専用のヘッドマウントディスプレイ(HMD)を装着することで、顔や体の動きに合わせて360度さまざまな方向の映像を観ることができる新たな映像表現のこと。例えばライブ映像だと、真正面を見れば、いつものライブ映像と同じく、アーティストの演奏している姿が見えますが、後ろを振り返ってみると、ノリノリの観客の姿が見えるわけです。
もちろん、上や下にも映像が用意されており、実際の空間のように360度どこを見ても楽しめます。イベントでは、スマホ画面を利用するサムスン製VRヘッドセット「Gear VR」を使用しています。(360度映像の対応スマホ機種はGalaxy S6/S6 edgeのみ)。
GEAR VRのほか、Bowers&Wilkinsのヘッドホンでライブ音源をクリアなサウンドも楽しめます。さらに、振動機能がついた椅子「TELEPOD」に座って視聴することで、映像やサウンドを身体で感じることができ、より一層バーチャルの世界に没頭できる仕掛けになっています。
現実では味わえない臨場感と浮遊感がすごい!
百聞は一見にしかずということで、さっそくVRを体験してみました。
GEAR VR自体は以前に体験したことがあったのですが、高解像度で撮り下ろしたアンダーワールドのライブの映像をGEAR VRで視聴すると、これまで見たことのない迫力の映像に圧倒されました。まるでステージに上がって目の前で演奏を見ているような臨場感で、手を伸ばせばアンダーワールドの2人に届きそうなほど。後ろを振り返ると、観客席で熱狂しているファンの姿が見え、アーティストの視点を疑似体験することができます。
ライブ映像の途中で、渋谷のスクランブル交差点を少し高い位置から俯瞰した映像が挿入されるのですが、360度見渡しても自分の姿が目に入らず、まるで自分が透明な存在になって渋谷の街を見下ろしているかのような、不思議な浮遊感のある感覚も体験できます。
座席の後方にはタブレットが設置され、HMDで見ている映像が映し出されます。HMDを装着している人がどんな映像を見ているのか分かるので、友人と一緒に行っても、片方が手持ちぶさたにならずに楽しめます。
筆者は自分でも360度カメラを使って撮影し、その映像をYouTubeにアップして視聴したこともあるのですが、高画質、高音質、体感(振動)が一 体となると、臨場感が段違いになるのがわかります。これは、実際に体験しないと分からないので、ぜひ渋谷パルコに行って試してみて頂きたいですね。
渋谷パルコ8Fでの体験イベントは4月1日までですが、4月4日以降もパルコ内(場所はまだ未定)に体験スペースを用意するとのこと。また、4月2・3日は渋谷パルコ・スペイン坂広場で同様のイベントが開催されます。渋谷を訪れる機会があれば、せひ渋谷パルコPart1まで足を伸ばして、迫力のVR映像を体験してみて下さい!
【開催概要】
日時:2016年3月19日~4月1日 13:00~19:00
場所:渋谷パルコ PART1 8F 特設会場(入場無料)
【URL】
渋谷パルコ イベント情報 http://shibuya.parco.jp/page2/event/8176/
サムスン http://www.samsung.com/jp/home/
GEAR VR http://www.samsung.com/jp/product/gearvr/#gear-vr