デジタル
2018/4/10 22:15

注目の資格「ドローン管制士」とは?「ドローン ザ ワールドクラブ」が新たなビジネス展開を発表

ドローンに関するコンテンツの開発や運営を行うドローンネットは、4月4日よりドローンビジネスの活用を支援する「ドローン ザ ワールドクラブ」のスカイビジネス会員の展開を開始しました。

 

ドローン ザ ワールドクラブは、ドローンの写真の売買ができるフォトストックサイトの「SKYSTOCK(スカイストック)」、遠隔でドローンの様子がわかるシステムの「DRONE SCOPE(ドローンスコープ)」、ドローン操縦者とドローンを使った業務を委託したい会社をマッチングさせる「SKYCLOUD(スカイクラウド)」、ドローンスコープの管制官の育成や登録を行う「ドローン管制士」の4つの業務で展開しています。

↑ドローンネット 執行役員 営業本部長 野尻 孝さん

 

↑ドローンネット 執行役員 営業管理本部長 北野圭一さん

 

 

スカイビジネス会員になるための入会金などはかかりませんが、月額費用として7980円(税別)が必要となります。会員になると4つのコンテンツの48のオリジナル商品とサービスを受けられることができます。また、サービスや商品は今後も増えて行く予定です。

↑スカイビジネス会員になると、48のコンテンツの恩恵を受けられるようになります

 

↑ドローン空撮素材専門のマーケットプレイス「SKYSTOCK」。写真や動画の販売は会員のみとなっているが、購入は誰でも可能

 

注目の資格「ドローン管制士」とは?

4つの業務のなかで特に注目したいのが、ドローン管制士です。今年の夏に解禁されると目されているドローンの遠隔操作(目視外飛行)をする上でも重要な資格となります。このドローン管制士は、現場にいるドローンパイロットにドローンスコープを使って遠隔から指示を出すことができ、現場の映像などをリアルタイムで確認することができるようになっています。

↑今夏の解禁が見込まれている目視外飛行。将来的には山間部のみならず、都市部での荷物輸送にも展開される予定

 

ドローン管制士になるには、「ドローン管制士4級」の資格が必要で、ドローン ザ ワールドの会員が受講することができます。この「ドローン管制士4級」は、5月18日よりドローン ザ ワールド東京麹町DN店と仙台フォーラス店にて開講するとのこと。さらに6月1日より各店舗でも順次開講する予定です。

 

↑ドローン管制士4級の講習の開始に先駆け、すでに資格を保有しているドローンネットの管制士。女性の活躍が見込める職業としても注目されている

 

「ドローン管制士4級」は公的な資格ではない民間資格ですが、スカイクラウドでドローン業務を委託したい企業にとってのひとつの指針にはなりそうです。

 

店舗運営も拡大。アイドルユニットも

ドローン ザ ワールドはドローン製品の販売やドローンサービスの情報発信の場として、実店舗の展開もしています。先のドローン管制士4級の講習なども受けられるようになっており、各都道府県に最低でも3店舗を設置するとのことで、2021年には300店舗に拡大する計画です。それにともないスカイビジネス会員の登録者数も2021年に3万登録を目指すとのこと。

↑各店舗にはドローンの体験場なども用意され、さまざまなドローンに関する相談ができる

 

また、ドローンネットは、2017年11月に芸能事務所のホリプロとのタイアップにより、歌って踊れて飛ばせるドローンアイドルユニット「DRONE VENUS(ドローンビーナス)」も結成。航空法の知識や操縦技能をドローンビーナス全員が身に付けて発信していくことで、ドローンを安全に、楽しく使えることをアピールしていくそうです。

↑ドローンネットは、ホリプロとタイアップし、日本初となる女性タレント限定の「ドローンビーナス」を結成するなど、エンタメ&情報サービスのコンテンツを事業展開

 

ドローンの商用利用が間近に迫ってきているのは確実で、ドローン管制士はまさに新しい職業として定着する可能性を秘めています。気になる人は、いまのうちにドローン ザ ワールドの店舗に話を聞きに行ってもいいかもしれませんよ。