ドローンに関するコンテンツの開発や運営を行うドローンネットは、4月4日よりドローンビジネスの活用を支援する「ドローン ザ ワールドクラブ」のスカイビジネス会員の展開を開始しました。
ドローン ザ ワールドクラブは、ドローンの写真の売買ができるフォトストックサイトの「SKYSTOCK(スカイストック)」、遠隔でドローンの様子がわかるシステムの「DRONE SCOPE(ドローンスコープ)」、ドローン操縦者とドローンを使った業務を委託したい会社をマッチングさせる「SKYCLOUD(スカイクラウド)」、ドローンスコープの管制官の育成や登録を行う「ドローン管制士」の4つの業務で展開しています。
スカイビジネス会員になるための入会金などはかかりませんが、月額費用として7980円(税別)が必要となります。会員になると4つのコンテンツの48のオリジナル商品とサービスを受けられることができます。また、サービスや商品は今後も増えて行く予定です。
注目の資格「ドローン管制士」とは?
4つの業務のなかで特に注目したいのが、ドローン管制士です。今年の夏に解禁されると目されているドローンの遠隔操作(目視外飛行)をする上でも重要な資格となります。このドローン管制士は、現場にいるドローンパイロットにドローンスコープを使って遠隔から指示を出すことができ、現場の映像などをリアルタイムで確認することができるようになっています。
ドローン管制士になるには、「ドローン管制士4級」の資格が必要で、ドローン ザ ワールドの会員が受講することができます。この「ドローン管制士4級」は、5月18日よりドローン ザ ワールド東京麹町DN店と仙台フォーラス店にて開講するとのこと。さらに6月1日より各店舗でも順次開講する予定です。
「ドローン管制士4級」は公的な資格ではない民間資格ですが、スカイクラウドでドローン業務を委託したい企業にとってのひとつの指針にはなりそうです。
店舗運営も拡大。アイドルユニットも
ドローン ザ ワールドはドローン製品の販売やドローンサービスの情報発信の場として、実店舗の展開もしています。先のドローン管制士4級の講習なども受けられるようになっており、各都道府県に最低でも3店舗を設置するとのことで、2021年には300店舗に拡大する計画です。それにともないスカイビジネス会員の登録者数も2021年に3万登録を目指すとのこと。
また、ドローンネットは、2017年11月に芸能事務所のホリプロとのタイアップにより、歌って踊れて飛ばせるドローンアイドルユニット「DRONE VENUS(ドローンビーナス)」も結成。航空法の知識や操縦技能をドローンビーナス全員が身に付けて発信していくことで、ドローンを安全に、楽しく使えることをアピールしていくそうです。
ドローンの商用利用が間近に迫ってきているのは確実で、ドローン管制士はまさに新しい職業として定着する可能性を秘めています。気になる人は、いまのうちにドローン ザ ワールドの店舗に話を聞きに行ってもいいかもしれませんよ。