新iPad Proの実力をプロはこう観た!
【ジャーナリスト 西田宗千佳さん】
PC、家電などに精通する。取材記事を雑誌や新聞などに寄稿するほか、テレビ番組なども監修しています。
ハードウェア部分の改善は見事あとはアプリやOSの進化を!
サイズやインターフェイスの変更・ペンの改善といった点は、すべて妥当で素晴らしい。処理速度も含め、「過去最高のiPad」であることに疑いはなく、長く使えそう。一方で、USB-Cになったとはいえ、ファイル操作の不便さを中心とした「iOSの持つ制約」に変化はない。アプリやOSの進化に期待したいです。
【ライター 井上 晃さん】
最新モバイル事情を熟知。国内外を積極的に取材し、雑誌やウェブメディアを中心に記事を執筆します。
細かな使い勝手まで向上して持ち歩くメリットも増した
新しいiPad Proは、スペックだけでなく、操作性もより洗練されている。例えば、Apple Pencilでは、スリープ画面に触れてメモを起動し、ダブルタップでペン先を替えるまで流れるように行えます。また、モバイルバッテリー代わりにiPhoneを充電できるようになり、携帯するメリットが増した点にも注目したいです。
【漫画家 鈴木みそさん】
本誌連載「おひろめ」でもおなじみの漫画家。今回のiPad Pro発表会に参加しており、その魅力を体験済み。
ペンタブとしては最高だけど新Apple Pencilには弱点も
20年近くペンタブレットを使っていますが、新iPad Pro+Apple Pencilのレベルの高さには驚きました。起動や動作も非常に早く、デスクトップPCと比べてもiPad Proが勝るほど。ただ、漫画家的には、新Apple Pencilだと独自のグリップなどをつけたら充電できなくなるのが困るところ。ペンの種類が増えてほしいですね。
【Macも大幅刷新!】
8年ぶりのAirと4年ぶりのmini
iPad Proと同じタイミングで、MacBook AirとMac miniの新モデルも登場した。フルモデルチェンジとなると前者が8年ぶり、後者が4年ぶりとなっています。それだけに進化の幅は大きく、MacBook Airは待望のRetinaディスプレイ搭載や指紋認証への対応などを果たしました。
【モバイルノート】
Apple
MacBook Air
14万5580円〜
高解像度なRetinaディスプレイを新搭載した13.3型モバイルノート。Touch ID指紋認証センサーがキーボードに組み込まれており、迅速なロック解除などが可能。バッテリー駆動は最大12時間で、質量は約1.25㎏。
【デスクトップPC】
Apple
Mac Mini
9万6980円〜
セキュリティ機能が強化されたほか、新たに4基のThunderbolt 3端子などを搭載した小型デスクトップPC。CPUやストレージなどを多彩にカスタマイズ可能で、必要に応じた性能を手頃な価格で得ることができます。