米AMDは決算発表の場において、次期ノートパソコン向けハイエンドプロセッサ「Dragon Range」を発表しました。
現在AMDはデスクトップ/ノートパソコン向けのプロセッサとして「Zen」シリーズをラインナップしています。今年後半には、次期アーキテクチャ「Zen 4」をベースとした、「Ryzen 7000」シリーズがデスクトップ向けに投入される予定です。そして今回のニュースは、Ryzen 7000シリーズがノートパソコンにも拡大されるという内容になります。
Well there we go, @AMD Dragon Range replaces the HX market, DDR5. Phoenix in the more traditional H market, LPDDR5 only. Process node not mentioned. Graphics not mentioned. $AMD pic.twitter.com/4BCYQSMe1z
— ??. ??? ??????? (@IanCutress) May 3, 2022
AMDはDragon Rangeについて、エクストリームゲーミングモバイルノートパソコンをターゲットにするとしており、「モバイルゲーミングプロセッサとして史上最高のコア数、スレッド数、キャッシュを約束する」と発言しています。
Dragon Rangeでは、TDP 55W以上という高い熱設計電力を定めているのが特徴です。これは2cm以上の厚みがあるノートパソコンへの搭載を想定しています。その他にも、DDR5メモリやPCIe 5規格のサポートも特徴となります。
AMDはその他にも、Zen 4アーキテクチャによる軽量薄型ゲーミングノートパソコン向けプロセッサ「Phoenix」も発表しています。こちらはTDP35〜45W、厚さ2cm以下の軽量薄型ノートパソコンへの搭載が想定されており、DDR5メモリやPCIe 5規格をサポートしています。
Dragon RangeやPhoenixを搭載したノートパソコンは、2023年中に発売される見込みです。Ryzenシリーズでパソコン市場を攻めるAMDの、次なる一手に注目です。
Source: ??. ??? ??????? / Twitter via Engadget