米グーグルはラップトップ向けOS「Chrome OS」のアップデートとして、誤ったUSB-Cケーブルを接続すると警告する機能を追加すると案内しています。
市場で販売されているUSB-Cケーブルはひとくくりにされがちですが、実は充電速度や通信速度などのスペックが異なるケースがあります。これにより、例えば高解像度ディスプレイに接続したのに十分な性能を発揮できないこともあるのです。
しかし今後のChromebookでは、接続したUSB-Cケーブルがディスプレイをサポートしていなかったり、ノートパソコンにとって十分な性能でない場合には、「ケーブルがディスプレイをサポートしていない可能性があります」と通知されるのです。
また、手持ちのChromebookに搭載されている「USB 4/Thunderbolt 3」規格にUSB-Cケーブルが対応していない場合にも、通知が表示されます。
ただしこの機能を利用するには、Chromebookが第11世代または第12世代のIntel Core CPUを搭載し、USB 4/Thunderbolt 3に対応している必要があります。
今回のChrome OSのアップデートではその他にも、手書きメモを簡単にChromebookに取り込める「Cursive」をすべてのChromebookへ提供することや、画面の拡大/縮小表示機能の改善などが案内されています。
先述のように、まだまだユーザーにとってわかりにくいUSB-Cケーブルのスペックの違い。これをOS側からユーザーに指摘してくれる今回のChromebookの新機能は、ユーザーにとってありがたいものとなりそうです。