米メタ(旧フェイスブック)の初のARスマートグラスの発売を2024年よりも後に延期し、スマートディスプレイ「Portal」シリーズもビジネス向けに移行すると、海外テックメディアのThe Informationが伝えています。
VRヘッドセット「Meta Quest」シリーズを販売し、今後はMRヘッドセット「Project Cambria」のリリースも予定しているメタ。さらに同社がARスマートグラスを2024年に投入することも、海外にて報じられていました。
これまでの噂によれば、現在メタはARスマートグラス「Project Nazare」を開発しています。その見た目は普通の黒フレームのメガネ風ですが、その本体は100gと普通のメガネの4倍ほど。またスマートフォンなどにワイヤレス接続し、連動して動作します。なお、搭載OSは独自のカスタムOSはではなく、Androidが採用されるようです。
しかし今回の報道によれば、Project Nazareは市販されず、デモ製品として取り扱われます。そして現在は、より軽く洗練されたデザインの第2世代ARスマートグラス「Artemis」に注力しているというのです。なお以前の報道によれば、ArtemisはProject Nazareの2年後に登場するとされています。
さらにスマートディスプレイのPortalシリーズについても、「これ以上コンシューマー向けのデバイスは作らない」と決定したとのこと。現在はリモートワークなどによりスマートディスプレイ製品が人気ですが、Portalシリーズは思ったような売上を達成できていなかったのかもしれません。
現在はメタだけでなく、米アップルやグーグルからのスマートグラスやヘッドセットの投入が噂されています。しかしこれらの製品が勢揃いするのは、もう少し先の話となりそうです。
Source: The Information via 9to5Google