米クアルコムの次期モバイル向けプロセッサ「Snapdragon 8 Gen2」にて、新たなCPUコアのレイアウトが採用されるとの情報が、実績あるリークアカウントのDigital Chat Stationによって伝えられています。
Androidスマートフォンを中心に採用されている、クアルコムのSnapdragonシリーズ。最新プロセッサ「Snapdragon 8+ Gen 1」ではCPUやGPUが強化されただけでなく、最新の4nmプロセスを採用することで、電力効率が30%も向上しています。
Digital Chat Stationが伝える今回の情報によれば、Snapdragon 8 Gen2は「コードネーム:Kailua」として開発されています。そしてそのコアレイアウトとしては、モバイル向け製品としては珍しい「1+2+2+3」が採用されるとのこと。つまり強力な「Cortex A73コア」を1基、バランスに優れた「Cortex A720コア」と「Cortex A710コア」をそれぞれ2基、高効率な「Cortex A510コア」を3基搭載するというのです。
GSMArenaによれば、A73コアとA720コアは現在の「X1コア」と「A78コア」にくらべて、30%の性能向上を果たしているとのこと。またGPUについては、現在の「Adreno 730」より新しい「Adreno 740」が搭載されるようです。
また、Snapdragon 8 Gen2の採用プロセスは4nmとなっており、Snapdragon 8+ Gen 1と同じスペックとなっています。また、製造は台湾TSMCが担当するとのこと。次期Snapdragonプロセッサでは、省電力化よりも性能向上が主なアピールポイントとなるのかもしれません。
Source: Weibo via 9to5Google