米グーグルのパスワード管理機能「Google パスワード マネージャー」にて、デバイス上での暗号化機能の提供が始まりました。
パスワードに関する話題といえば、米アップルが先日の「WWDC22」にて「iOS 16」への「パスキー」の導入を発表しました。これはユーザーがパスワードを使わなくても、ウェブサイトやアプリに安全にサインインできるというもの。またパスキーは、暗号化されたiCloudキーチェーンによってデバイス間で同期されます。
Google パスワード マネージャーによる暗号化機能では、パスワードを暗号化することで「Google のパスワード、または指紋やPINなどによる画面ロックによってのみ、デバイス上でロック解除されます」と説明されています。これにより、自分以外の人物がパスワードにアクセスすることが防げるのです。
デバイス上おこなわれた暗号化は、一度設定すると削除することはできません。一方で複数のデバイス上で有効にすることができ、これが回復のための手段も兼ねています。
Google パスワード マネージャーによる暗号化機能は、AndroidやiOS、そしてパソコンのChromeアプリで利用可能です。一方で、一部のサービスで自動ログインが利用できなくなったりすることがあるとも解説されています。パスワードの安全性を向上させるこの機能、興味があれば試してみるのもよさそうです。
Source: 9to5Google