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2022/6/23 20:00

折りたたみスマホの費用が下がる!? サムスンが有機EL製造の新技術を開発か

サムスンは次期折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Flip4」と「Galaxy Z Fold4」を8月10日に発表すると噂されています 。が、シリーズを重ねながらも基本的なデザインはあまり変わらず、また非折りたたみスマホよりも価格はかなり高いと予想されています。

↑サムスンが新しい方法でディスプレイを作るかも

 

そんな中、サムスンがベゼルレス(画面の枠が非常に狭い)の折りたたみスマホを実現できる、フレキシブル有機ELディスプレイのラミネート方法の開発に成功したと報じられています。そればかりか、ディスプレイの全体的な厚みを減らすことができるため、より安価に製造できる可能性につながるとか。

 

ラミネートとは、有機ELパネルの素材を接着し、ガラスで覆う工程のこと。これまでサムスンは透明粘着テープ層を1枚ずつ挿入していたものの、加工時間がかかるうえ、材料コストも高くつきます。新しい方法では、この作業をインクジェットのように素材を吹き付ける方式に替えてしまおうというわけ。

 

韓国の電子業界情報誌The Elecによると、サムスンはこのインクジェット印刷方式につき、折りたたみ式デバイスに付きものの「ヒンジの折り目から材料が染み出す」という問題を克服したそう。

 

さらに新たなインクジェット方式では、前面カメラ用に開けたパンチホールのような切れ目でも、より高い精度で回り込めるとのことです。すでにサムスンは試験装置を発注しており、ベトナム工場での量産テスト開始を控えていると伝えられています。

 

現在、インクジェット装置市場は米国の3Mが独占していますが、サムスンは、ほかのメーカー製品で代用しようとしているそう。この新たなラミネート方式が成功すれば、サムスンからより安く、より軽く、より量産しやすい折りたたみデバイスが登場することになりそうです。

 

また、サムスンは世界最大の有機ELメーカーであることから、有機ELパネル全体がより良く安いものになり、他社のスマートフォンやタブレット、PC製品も恩恵を受けるのかもしれません。

 

Source:The Elec
via:Wccftech