米グーグルはメッセージングサービス「Google ハングアウト」を、今秋にも終了すると発表しました。
Google ハングアウトは2013年に開始されたサービスで、チャット機能や最大150人が参加できる「グループハングアウト」、音声によるネット通話機能を備えています。アプリはWindowsやmacOS、Linux、Chrome OS、Android、iOS、Web版など、幅広いプラットフォームに展開されています。
なおグーグルは2020年の時点で、Goolge ハングアウトを「Google Chat」へと移行する計画を発表していました。また、音声通話やビデオ通話機能は「Google Meet」へと受け継がれる予定でした。
そしてグーグルは6月27日、Google ハングアウトが2022年11月以降に利用できなくなることを発表しました。これにともない、モバイル環境にてハングアウトを利用するユーザーには「ハングアウトはGoogle Chatに置き換えられました」との通知が表示され始めています。
Gmailに組み込まれたGoogle ハングアウトでは、7月までは乗り換えの案内は表示されません。Web版のクライアントは11月まで利用可能で、1ヶ月間の警告の表示の後に、Google Chatへのリダイレクトが開始されます。
なお、Google ハングアウトのチャット履歴は自動的に新しいアプリへと受け継がれます。またグーグルの「Google Takeout」サービスを利用して、データをコピーすることも可能です。もしサービスを引き続き利用している場合には、早めにGoogle Chatへと移行しておきましょう。