スマートフォンをなくしたという話はよく聞きますが、それきり永遠のお別れというケースがほとんどです。しかし、あるイギリス人男性がiPhoneを川に落としてから10か月後に、なんと再会した上に復活できたと報じられています。
2021年8月、オウェイン・デイヴィス(Owain Davies)さんはグロスターシャー州の川でカヌーを漕いでいるときにiPhoneを落としてしまいました。それから約10か月後、今度はミゲル・パチェコ(Miguel Pacheco)さんが家族とカヌーに乗っているとき、そのiPhoneが水に浮かんでいるのを見つけたそうです。
パチェコさんは自宅でiPhoneを乾かしつつ、その持ち主を探すためFacebookグループに写真を投稿しました。ご本人はiPhoneに「感傷的な」もの(子どもの写真など)が入っているかもしれないから、持ち主に返したいと思ったそうです。具体的にはエアコンプレッサーで乾かしてから、衣類乾燥棚に置いておいたとのことです。
そうして一晩乾燥したiPhoneに充電器を繋ぐと、なんと充電が始まったそうです. そのロック画面には男女の写真が表示されており、日付は8月13日。それはまさに、川に落とした当日でした。
このなくし物iPhoneの投稿は4000回以上もシェアされましたが、持ち主は半年ほどFacebookを使っていなかったため、すぐには気づかれませんでした。しかし、友人たちが最終的にロック画面のカップルを、デイヴィスさんと婚約者だと突き止めたしだいです。
デイヴィスさんは2人乗りのカヌーに乗っているとき、は、婚約者が立ち上がったと振り返っています。そのとき後ろのポケットからiPhoneを取り出したところ、水に落としてしまったそうです。
10か月も水没していたiPhoneが蘇ったこと、再び巡り合えたことのどちらも驚きといえそうです。またカヌーに乗っているときスマートフォンをなくした話もよく聞くため、乗る前にはiPhoneを別の場所に置いてApple Watchだけを身に着けるか、旅行前にAppleCare+ 盗難・紛失プランを契約しておくとよさそうです。
Source:BBC
via:9to5Mac