今年秋に発売とみられる「Apple Watch Series 8」(仮称)には、専用の低消費電力モードが用意されるとの噂話が伝えられています。
米Bloombergの名物記者Mark Gurman氏は、6月のWWDC 2022(開発者会議)前に「アップルが次期watchOS 9向けに新たな低電力モードを開発中」との独自情報を述べていました。しかし実際のwatchOS 9は、この新機能がないまま発表されています。
今回、Gurman氏はニュースレター「Power On」最新号で、この低電力モードがApple Watch Series 9専用になると主張している次第です。ちょうど2019年秋に、常時表示モードがApple Watch Series 5専用(その後の6や7でも利用可能)になったのと似ているのかもしれません。
現行のApple Watchモデルでも、すでに「省電力モード」が備わっています。しかし、この機能はあくまでバッテリーを節約するため時刻だけを表示し、ほか多くの機能をオフにするものです。それでもアプリなどを使いたい場合は、Apple Watchを再起動しなければいけません。
以前のGurman氏の記事によると、新たな低電力モードは電力をあまり消耗せずに、アプリや様々な機能を使い続けられるようにするものです。これはiPhoneやMacにある「低電力モード」と同じように、バックグラウンドの機能を停止したり、性能を抑えてバッテリーを長持ちさせると予想されます。
とはいえ、Apple Watch Series 8はSeries 7と同じチップを使うとの噂もあり、この機能をあえて新モデル専用にする理由は不明です。
最近の噂によると、Apple Watch Series 8は前モデルとほとんど変わらず、もしかすると体温測定機能が付くかもしれないとも言われています。またお安いApple Watch SEの後継モデルは画面サイズは変わらないものの、チップは高速なもの(Series 8と同じ)が積まれる見通しです。
今年秋にはもう1つ、エクストリームスポーツ向けの「頑丈エディション」が準備中とも予想されています。どれも性能があまり進化しないのであれば、この「G-SHOCKみたいなApple Watch」に期待してもいいかもしれません。
Source:Bloomberg
via:9to5Mac