画像SNS「インスタグラム(Instagram)」を運営するメタ(Meta、旧フェイスブック)は、同プラットフォームに投稿される15分未満の動画をすべて「リール(Reels)」として取り扱うと発表しました。
リールは2019年にインスタグラムに追加された機能で、ユーザーはショート動画を投稿することができます。現在では投稿できる動画が90秒にまで拡大され、フェイスブック(Facebook)からの動画投稿も可能となっています。
インスタグラムのヘルプセンターに掲載された案内によれば、今後は15分未満の動画はすべてリールとして取り扱われる一方で、以前に投稿された動画はビデオとして残ることになります。この変更は、今後数週間をかけて展開される予定です。また、ユーザーのプロフィール上でのリール/ビデオセクションも、1つのタブに統合されます。
ユーザーが動画コンテンツと自分のリアクションを同時に記録できる「デュアル(Dual)」機能も導入されます。ここでは、スマートフォンのフロントカメラとバックカメラを使って同時に録画し、リール動画を共有することもできます。
リールの「テンプレート」機能もアップデートされ、カメラ撮影画面から様々なテンプレートを閲覧し、動画と写真をアップロードして既存のフォーマットやオーディオと組み合わせ、リール動画を作成することができます。
リールのデュエット機能の「リミックス(Remix)」も拡張され、独自のコメントを追加するためにグリーンスクリーン、水平/垂直画面分割、ピクチャーインピクチャーのレイアウトが利用できます。また「リミックス・フォー・フォト(Remix for photos)」では、ユーザーは公開されている写真をリミックすることができるようになります。
このように、今後は大きな進化が予定されているリール。ショート動画プラットフォームがますます拡大する中、メタもその改革に本腰を入れているようです。
Source: Instagram Help Center via TechCrunch