米グーグルの「Chrome」ブラウザにて、サードパーティー製クッキー(Cookie)の廃止時期が2024年に延期されたことが、公式ブログにて明かされています。
クッキーとはサーバーとブラウザ間でやり取りする識別子で、ショッピングカートやログイン情報を保存しておくことができます。一方で、セキュリティやプライバシーに関する問題が以前から報告されていました。
グーグルは当初、2022年までにChromeにおけるサードパーティ製のクッキーを廃止する予定でした。その後予定は2023年に延期され、さらに今回2024年まで延期されたことになります。これに関して同社は、パートナーからのフィードバックを理由にあげています。
一方でグーグルはクッキーに代わる、プライバシーサンドボックスを準備しています。グーグルはChromeでテストできるプライバシーサンドボックスを、開発者向けに公開。そして今後、サードパーティ製クッキーを無効にする前に、プライバシーサンドボックスAPIのテストウィンドウを拡大し、2024年後半に段階的な廃止を開始する予定です。また一般ユーザーに対しては、2023年第3四半期(7月〜9月)にChromeブラウザにて利用が開始されます。
一方でChromebookでは、この秋に「Google フォト」の新しい動画エディターが提供されます。新しい動画エディターでは、「わずか数回のタップで高品質のムービーを作成」することが可能だとうたわれています。
Source: グーグル via 9to5Google