米アップルのティム・クックCEOはイベント後のインタビューにて、標準メッセージのRCS規格の受け入れについて「お母さんにiPhoneを買えば?」と返答しています。
RCSとは、SMSやMMSといった従来のショートメッセージの後継に位置づけられるサービスです。その特徴は、電話番号をベースとしながら長い文章や大きな添付ファイルを送信できること。すでに米国の携帯キャリアだけでなく、日本でもサービスが始まっています。
このRCSはAndroidスマートフォンは標準で対応しているのですが、iPhoneは現時点でも対応していません。これについては長らく議論があり、今回のアップルイベントでもクックCEOに質問が寄せられたのです。
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一方でクックCEOはRCSへの対応について、「優先させる課題ではない」とも語っており、将来の対応の可能性を匂わせる発言ともとらえられます。
一方でグーグルにてAndroid担当VPをつとめるHiroshi Lockheimer氏は、「iPhoneを購入しなくても、高画質な動画を母親に送信できるようにするべきだ」とツイートしています。
SNS全盛の時代にRCSの必要性がどれだけあるのかは若干疑問ではありますが、いずれiPhoneでもRCSのメッセージが取り扱えるようになるのかもしれません。
Source: Android Authority