動画ストリーミング最大手のNetflixは、2022年第2四半期(4~6月)決算発表では、前四半期から有料会員を97万人も失ったことを明らかにしています。それでも、第3四半期には100万人増えるという前向きな姿勢を示していました。
そんななか、米国内でNetflixユーザーの4人に1人が年内に解約する予定という調査結果が報じられています。
海外メデイア情報サイトのReviews.orgは、2022年における動画ストリーミング視聴習慣を調べるため、1000人の米国人を対象に調査を行いました。それによると、平均的なアメリカ人は4つのストリーミングサービスに加入しているそうです。
今なおNetflixの人気は圧倒的で、調査対象のうち78%の人々が加入しているとのこと。また複数のサービスを利用している人たちも、70%がNetflixを最もよく利用していると回答しており、以下のサービスがそれに続いています。
- HBO Max: 9.91%
- Disney+: 6.18%
- Peacock: 4.25%
- Hulu 3.86%
- Apple TV+:2.70%
- Paramount+:2.70%
とはいえ、Netflix加入者のうち25%が解約を予定しているという結果に。そして解約予定者のうち、実に3分の2が理由として値上げを挙げています。実際、Netflixは米国で最も人気のある8つのストリーミングサービスのなかで、最もプランの平均価格が高くなっています。
さてNetflixユーザーが値上げ以外に抱く不満は、主に2つあるようです。1つは、「もう観たい番組がない!」ということ(3人に1人)。もう1つが「他のストリーミングサービスのほうをもっと利用している」という声です(30%)。
最後に示された、各ストリーミングサービス加入者の割合はかなり興味深くあります。もちろん1位がNetflix(78%)で、続く2位がDisney+(46%)。Apple TV+は22%で、5人に1人以上が契約しているそうです。
その割にApple TV+を最もよく利用している人が2.70%というかけ離れ方は、おそらくApple One(iCloudやApple Musicなど4つのサービスをセットにしたもの)に含まれているからと思われます。同サービスには「テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく」や「セヴェランス」など評価が高いドラマもあり、加入している人は忘れずに楽しみたいところです。
Source:Reviews.org
via:9to5Mac