米テスラは現地時間9月30日にイベント「AI Day」にて、人型ロボット「オプティマス(Optimus)」の動作するプロトタイプを披露しました。
オプティマスは2021年にその構想が発表された人型ロボットで、身長は約170cm、体重は約58kgと、ほぼ人と同じサイズ。28個のアクチュエーターを内蔵し、約20kgの荷物を持ち運ぶことが可能で、人が行う単純作業を代替するのがその目的です。
今回初めて動作するプロトタイプが公開されたオプティマスは、イベント会場のステージを歩いたり、さまざまなポーズやちょっとしたダンスを披露。
システムにはテスラの電気自動車のオートパイロットにも用いられるAI(人工知能)ビジョンを採用し、オフィスや工場で人と一緒に作業をすることができます。さらに、人の声による指示を理解することも可能です。ロボットには2.3kWhのバッテリーパックが搭載され、1日の作業が可能だとしています。
テスラは、2022年までにオプティマスの実用的なプロトタイプを完成させる予定だとしてます。また大量生産した場合の価格は、2万ドル(約290万円)以下になるとの発言も。職場や私達の家庭に人型ロボットがやってくる未来は、そう遠くないのかもしれません。
Source: テスラ/YouTube via Engadget