米グーグル初のスマートウォッチ「Pixel Watch」は、PixelスマートフォンやAndroid端末との連携もしやすく、健康管理機能も好評を集めています。しかし、一部ユーザーからは「焼き付き」(長時間表示され続けた画像が、画面表示を切り替えてもそのまま残る)が起こっているとの報告が寄せられている状況です。
これに対してグーグルが「単なる残像です」と回答したことが明らかとなりました。
この苦情は、米9to5Googleや大手掲示板Redditのユーザーらが指摘していることです。その原因と思われているのが、常に画面をオフにしない常時表示(Alwasy on Display=AOD)機能です。
まず9to5Googleによれば、1日12時間、5日にわたりAODをオンにして使っていたところ「焼き付き」が出たそうです。たしかに画面に色ムラや、何かの写り込みが確認できるようです。
そしてAODをオフにすると30分ほどで消えるものの、文字盤を表示するとまた戻ってくるとのこと。もっとも、他のPixel Watchでは同じような使い方と設定をしても現れていないそうで、全ての個体に問題があるわけではないようです。
またRedditユーザーのSea-Tax165氏は、購入してから1日も経っていないのに焼き付きらしき現象が起きているとのこと。こちらは、上記の画像よりハッキリと確認できます。
しかしグーグルいわく、Pixel Watchでは永久的な画面の焼きつきは発生しておらず、一時的な「残像」が起きているだけだそうです。また「焼き付きの前ぶれでもない」と断言しており、画面に表示された時間が長いほど消えにくいが、時間が経てば消えると述べられています。
またPixel Watchはドットの明るさを1分ごとに変えるソフトウェアの仕組みにより、残像が起こる可能性を低く抑えているとのこと。そのため、大多数のユーザーは経験しないはずだそうです。さらに「AODをオフにしたり、寝るときに就寝モードを使って一晩中ディスプレイを切っておくこともできる」として、“残像”が気になる人はそうするように勧めているようです。
もっともApple Watchも常時表示を搭載するまでに、足かけ5世代(Series 5)も掛かりました。その点Pixel Watchは初代から実装しているだけに、長い目で見守りたいところです。
Source:9to5Google,Reddit